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超音波検査による乳がん検診のランダム化比較試験(J−START)第2報がJAMAに掲載されました


聖隷福祉事業団 特別顧問でもある、東北大学大学院医学系研究科の大内憲明(おおうち のりあき)客員教授の研究グループは、科学的に最も質の高い研究デザインである「ランダム化比較試験注1(RCT)」を用い、日本全国から76,196人の40歳代女性たちの協力を得て、乳がん検診における超音波検査の有効性を検証するための比較試験(J-START)を2007年7月から実施しています。
大規模な超音波検査を用いた乳がん検診に関するRCT は世界で初めてであり、この成果は日本および世界で増え続ける乳がん対策の重要な礎となることが期待されます。
今回の報告は、研究の結果、乳房超音波検査がマンモグラフィの偽陰性問題(検診でがんを検出できないこと)を補う有力な検査法であることが示されました。

本研究の結果は、2021年8月18日のJAMA Network Open(電子版)に掲載されました。

今回の要点は、【40歳代のマンモグラフィ偽陰性を“乳房濃度に関わらず“超音波併用検診が補完すること(偽陰性:がんをがんと診断できない)】(J-START対象者は40-49歳)となります。


●JAMA Network Openサイト
JAMA Network Open - Open Access Medical Research and Commentary

●東北大学大学院医学系サイト
https://www.med.tohoku.ac.jp/news/4757.html

●AMEDサイト
https://www.amed.go.jp/news/release_20210819-01.html