骨密度検査
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骨密度について
骨量(カルシウムなど)は、20歳頃をピークにして年を取るとともに少しずつ減少します。
そのため、骨密度検査の主な目的は、『骨粗鬆症』に対する診断や治療効果の判定、投薬治療による骨量変化の観察を行うことです。
皆さまが、安心・安全に骨密度検査を受けて頂く為、よくある質問をご紹介致します。
そのため、骨密度検査の主な目的は、『骨粗鬆症』に対する診断や治療効果の判定、投薬治療による骨量変化の観察を行うことです。
皆さまが、安心・安全に骨密度検査を受けて頂く為、よくある質問をご紹介致します。
『骨密度』ってなに?
骨密度は、骨の強度を判定するための代表的な指標であり、骨の強度は、骨密度が70%・骨質が30%を占めているとされています。
骨の中にカルシウムなどのミネラルがどの程度あるかを測定します。若い人の骨密度の平均値と比べて自分の骨密度が何%であるかで表記されます。
当院で使用している装置は、二重エネルギーX線吸収測定法(dual-energy X-ray absorptiometry:以下DEXA)を用いており、2種類のX線を測定部位に当てることで骨成分を他の組織と区別して測定する方法です。この方法は、日本骨粗鬆症学会のガイドラインにおいて推奨される検査方法です。
骨の中にカルシウムなどのミネラルがどの程度あるかを測定します。若い人の骨密度の平均値と比べて自分の骨密度が何%であるかで表記されます。
当院で使用している装置は、二重エネルギーX線吸収測定法(dual-energy X-ray absorptiometry:以下DEXA)を用いており、2種類のX線を測定部位に当てることで骨成分を他の組織と区別して測定する方法です。この方法は、日本骨粗鬆症学会のガイドラインにおいて推奨される検査方法です。
Q1. 骨密度を調べる方法は、何種類かありますが、違いは何ですか?
DEXA法のほかにMD法、SXA法、Q-CT法、超音波法があります。主にX線を使用するものと使用しない超音波を用いる方法に分かれます。各々の検査精度も異なりますが、ガイドラインで推奨されるDEXA法を当院では採用しています。
Q2. 腰椎と大腿骨など何か所も一日に検査して被ばくとかは大丈夫ですか?
胸部X線検査の約1/10のX線を使用し検査を行っております。そのため、一日に何か所の測定をしても1回の被ばく線量が多くなることはありませんので安心して検査をお受けください。
Q3. 骨密度検査とほかの検査を一緒に行っても大丈夫ですか?
バリウム製剤を用いる検査(胃や大腸)、核医学検査、造影剤を用いた検査を一か月以内に行った患者さまは、骨密度の値に影響を及ぼす可能性があるため、担当医にご相談ください。
Q4. 食事や薬など検査を受ける際には、注意が必要ですか?
この検査を受けるにあたり食事や薬の制限はありません。ただし、Q3に記載さている検査を行った場合は、担当医にご相談下さい。
Q5. 骨密度検査は、何歳くらいに受けたらいいですか?
女性の場合、閉経を迎えるとホルモンの関係上、骨量が低下し始めるため、一年に一回程度測定することが望ましいとされています。また、骨量変化の少ない20~40代のうちに一度測定を行うことで老年期の比較に役立ちます。
男性の場合は、糖尿病や慢性腎臓病など骨粗鬆症の原因となる障害がなければ70歳くらいからの測定が推奨されています。
Q6. 結果の紙をもらったけれど、どこを見ればいいのですか?
上段に書いてある数値(この場合は0.628g/cm2)は、患者さまの現在の骨密度の値です。
中断に書いてある数値(この場合は62%)は、YAM値と呼ばれ、20歳から45歳までの
女性の平均値と比べての割合を表しています。このYAM値や血液検査などを用いて骨粗鬆症の診断に使用しています。
下段に書いてある数値(この場合は62%)は、患者さまと同様の年代の平均値と比べての
割合を表しています。
中断に書いてある数値(この場合は62%)は、YAM値と呼ばれ、20歳から45歳までの
女性の平均値と比べての割合を表しています。このYAM値や血液検査などを用いて骨粗鬆症の診断に使用しています。
下段に書いてある数値(この場合は62%)は、患者さまと同様の年代の平均値と比べての
割合を表しています。
STaD2019年2.3月号掲載
骨密度測定装置
Horizon Atype(Hologic社)
DEXA法(二重エネルギーエックス線吸収測定法)を用いた骨密度測定装置です。
DEXA法とは2種類のエネルギーの放射線を検査部位に当てて、透過したそれぞれの放射線のエネルギーの減衰から骨密度(骨塩量)を測定する方法です
目的の腰と股関節の骨密度を測るための検査時間は、各々30~60秒程度と短い時間になります。
その為、解析まで含めた検査時間が15分程度で済み、受けられる方は寝台上で横になっていただくだけで終わります。
また、この装置は全身の骨密度を測定することが可能な装置です。全身の骨密度を測定することで筋肉量やサルコペニア(加齢や疾患で筋肉量が減少する状態)の診断に有効なデータを得ることができます。
DEXA法とは2種類のエネルギーの放射線を検査部位に当てて、透過したそれぞれの放射線のエネルギーの減衰から骨密度(骨塩量)を測定する方法です
目的の腰と股関節の骨密度を測るための検査時間は、各々30~60秒程度と短い時間になります。
その為、解析まで含めた検査時間が15分程度で済み、受けられる方は寝台上で横になっていただくだけで終わります。
また、この装置は全身の骨密度を測定することが可能な装置です。全身の骨密度を測定することで筋肉量やサルコペニア(加齢や疾患で筋肉量が減少する状態)の診断に有効なデータを得ることができます。
健診センター 骨密度測定装置
DCS‐600EXV(HITACHI Aloka)
この装置は前腕(手首から肘)を使って骨密度の測定を行います。
測定時間は約20秒と、短時間で検査することが出来ます。
測定時間は約20秒と、短時間で検査することが出来ます。