療育神経科

INDEX

メッセージ

療育神経科は、聖隷おおぞら療育センター（以下、おおぞら）という障害者福祉施設にあり、大きく2つの役割を担っています。一つは施設利用者の入所支援や在宅支援に関わる診療科としての役割、もう一つは発達期運動リハビリテーションに関わる役割です。他の病院診療科と違い、主に、施設内での診療に関わるため、直接の受診ではなく、他の医療機関の利用者が施設利用目的および発達期運動リハビリテーションを目的とした紹介依頼を基に診療を行っています。おおぞらは障害福祉施設として、入所サービス、生活介護、児童発達支援、放課後等デイサービスなどの通所サービスを提供しており、その対象は主に重症心身障害児・者とされる方たちです。療育神経科は施設利用中の医療的ケアを含む生活を支えるための医療について利用者が安全に利用できるよう対応しています。また、発達期運動リハビリテーションについて、対象は脳性麻痺、原因不明を含む先天性疾患や発達期に発症した後天性疾患に伴う運動障害です（言語や嚥下リハビリ、集団療育などは行っていません）。当院の整形外科やリハビリテーション科等と連携し、理学療法士と作業療法士によるリハビリテーション医療を提供しています。
療育神経科
木部 哲也

主な対象疾患

  • 重症心身障害
  • 神経筋疾患
  • 中枢性呼吸障害
  • 脳性麻痺患者のリハビリテーション

専門的な治療・活動の紹介

療育神経科では、入所や通所サービスや在宅支援など福祉施設としての利用ニーズに対して、できる限り要望に応えられるよう取り組んでいます。その基盤には、病院診療科との連携、多職種間の連携、地域との連携があります。それぞれ、普段から、定期的なカンファレンスにより職種毎の視点についてオープンに話し合うことを心掛けています。
発達期運動リハビリテーションについては、これまでの経験を基に、発達期のさまざまな疾患や状況に対し個人の特性に合ったリハビリを提供できるよう、チームカンファレンスを通じて方針決定を行っています。

診療成績

38聖隷おおぞら療育センター_病院年報2024業務報告[PDF:837.4KB]