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病院長挨拶

病院長 鈴木 理志

この度は、当院のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。

 聖隷佐倉市民病院は、1874年に腎疾患の治療を目的とした政策医療を担う国立佐倉病院として誕生し、2004年3月にキリスト教の隣人愛に根ざした患者本位の医療を理想とする聖隷福祉事業団へ経営移譲され、現在に至ります。前身の国立佐倉病院の創立からはおよそ150年の歴史を有しており、佐倉市はもちろんのこと周囲の成田市・印西市・四街道市・八街市・酒々井町から多数の患者さんが継続的に通院されています。
経営移譲以降は各種部門の新規開設や建物の増改築を重ね、2019年には第4期目に当たる大掛かりな増築工事を完了しました。
国立病院から聖隷福祉事業団への転換を経験した結果、それぞれの良い部分が現在の聖隷佐倉市民病院の医療を支えています。医療に対する姿勢として、国立病院時代は、どちらかというと患者に向いてというよりアカデミック・研究に重きを置いていましたが、聖隷福祉事業団に移行してからは、『キリスト教精神に基づく「隣人愛」に立ち、患者本位のより良質な医療を求めて最善を尽くします』という病院理念をかかげ、患者本位の良質な医療に変わり、サービス面が向上したと高評価を受けています。

医療技術の面では、CT装置が4台・MRI装置が3台、高精度照射が可能な放射線治療システム、手術室は8室に増室し、脊椎整形外科のナビゲーションシステムや手術用O-armなどの機器が装備され安心で確実な手術を可能にしました。リハビリセンター・健診センターは、ゆとりある空間を有し、透析センターは101床(個室3床)あり、全床オンラインHDF対応を整えました。また、電子カルテや各種部門システムの導入により、安全で質の高い医療を提供できる体制を整えています。

聖隷佐倉市民病院は開設時より「自分たちの病院を最高のものにしたい」という強い想いのもと、職員が一丸となって医療提供を行って参りました。病床200床という規模から始まった当院は地域の皆さんに支えられ400床クラスの建物へと成長し、より良質な医療提供ができる体制となりました。これからもご利用の皆さんが安心して治療に専念できる環境を作り、病院職員がチームとなり熱意を持って医療提供いたします。地域医療に貢献できるようこれからも一致団結し取り組んで参ります。

2021年4月1日

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