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病院長挨拶


病院長 鈴木理志写真

当院ホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。このたびホームページを一新するにあたり、あらためて当院の歴史や得意技をご紹介させていただきます。
当院には2つのご先祖様がいます。ひとつは1874年この佐倉の地で誕生した「東京鎮台佐倉営所病院」です。現在も国立歴史民俗博物館の敷地内で、当時の病院跡地に建てられた記念碑を見ることができます。その後「国立佐倉病院」と改称し、1974年には国立病院で初の腎移植を行ったことをきっかけに国の政策医療として腎疾患対策をまかされ、1979年に現在地へ移転して参りました。一方の「聖隷福祉事業団」は1930年に浜松の地で誕生し、キリスト教精神に基づく『隣人愛』を基本理念として掲げ、信頼を集め発展し、現在全国で7つの病院と多数の介護・福祉・保健事業を展開しています。そんな歴史も文化も土地柄も異なる2つが合わさり(国立病院統廃合にあたっての経営移譲です)、2004年3月1日にあらたに誕生したのが当院です。
つまり、ご先祖様達から数えると、それぞれ、150年、95年の歴史を持ち、当院単独でもいつのまにか20年あまりの歳月が流れています。
しかし、開院当初はお世辞にも立派な病院とは言えず、いま思い出しても恥ずかしほどの混沌状況でした。いわゆる東西文化の衝突というやつですが、生まれたばかりの病院を立派に育てていきたい、地域の皆さまに信頼される病院になりたい、職員自身が誇りに思える病院になりたい、という熱い想いだけは見事に一致していました。職種や年齢の枠組みを越えて職員全員で手作りした力作が現在の姿であると自負しています。
実際、この20年間で当院は、4回の増築工事を経ながら、建物延べ床面積3.3倍、職員数3.4倍、診療科数3.1倍、外来受診数3.1倍、入院数2.1倍、手術件数5.7倍、透析回数5.8倍、紹介件数3.5倍と着実に成長して参りました。
また、2020年からのコロナ禍では、即座に患者の受け入れを決定し、その後の数年間を通しワクチン接種も含めて地域に大きく貢献してきました。開院以来、日々苦労しながら培い、発展させてきた各職種間・職員間のフラットで良好な関係性と医療者魂が、突発的に生じた逆風のなかでも明るく前向きな院内空気を醸成してくれているからだと、改めて実感しています。これこそが当院の自慢であり、得意技でもあります。
今後も、現状に満足することなく、地域の皆さまからの温かくも厳しいご意見を糧に、職員全員でさらに信頼される病院作りをして参ります。
2025年6月 病院長 鈴木理志

鈴木 理志 病院長
主な専門領域:腎臓内科

1983年筑波大学医学専門学群卒業。1985年筑波大学臨床医学系腎臓内科入局。1989年国立佐倉病院内科に入職し内科医長を務める。その後、聖隷佐倉市民病院腎臓内科部長、同院腎センター長、副院長を経て2021年より現職。
日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医、日本内科学会総合内科専門医。
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