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発達の理解と支援のために

理念

キリスト教の精神を基本理念とし、児童福祉法、子ども・子育て支援法、児童憲章にのっとり、健康で安全・安心な乳幼児の養護・教育を目指します。

  • 愛されて、愛する心を知り、お互いが大切な存在であることを知る。
  • 一人ひとりの違いに気づき、お互いを認め合いながら共に主体的に生活する。
  • 自己発揮できる環境の中で創造性を育てる。
  • 在園、地域の子育て家庭が、心豊かな環境で子育てできるように支援する。

聖隷の発達支援の歴史①
~ 保育事業のはじまり ~

聖隷の事業と共に保育園の歴史が始まりました。

昭和のはじめ、 当時不治の病として恐れられていた結核に罹った方々は社会から迫害を受けていました。
そうした方々の療養を助けたのがキリスト教を信じる人たちでした。 それが聖隷の事業の始まりです。
保育園は、それに関わる人たちの子どもを預かる託児所として生まれたのです。

当時、近隣の村においては、畑のそばにある溜め池に子どもが落ちて亡くなる事故も多く起きていました。
そのような事故を心配した村長の依頼を受けて、 農繁期の忙し い時期には近隣の子どもたちもいっしょに預かって保育しました。
早朝から一軒一軒リヤカーで家を回り、子どもを預かって保育しました。その中には乳児もいたために授乳の時には畑まで子どもを連れて行き、授乳している間は、母親の代わりに田畑の仕事を手伝うこともしていました。

その当時は、専任の職員もなく、手の空いた看護師やお手伝いのおばあさんたちによって保育が行われました。
そして昭和31年、それまでの託児所の建物が改築され「わかば保育園」と名付けられ、認可保育園となり、地域の子どもたちも入園できるようになりました。聖隷の最初の保育園です。
それが、現在の「聖隷こども園 わかば」の誕生でした。

聖隷の事業の原点であるキリスト教精神「隣人愛」と同じように、聖隷の保育園、こども園も原点は同じであり、社会に必要とされる施設として、関わる職員は常に愛をもって、今までの働きに誇りを持ち、今この時を大切にしながら未来に希望をもって歩んでいます。

聖隷の発達支援の歴史②
~ 統合保育から発達支援へ ~

社会から必要とされれば自分たちが出来ることを行うという理念から、統合保育は聖隷最初の保育園であるわかば保育園(現聖隷こども園わかば)の創立早期から取り組んでいます。脳性麻痺により歩行が困難なお子さん、ダウン症のお子さん、筋ジストロフィーのお子さん、弱視のお子さん、ADHDのお子さん、自閉傾向の強いお子さん、医療ケアが必要なお子さんなど様々な出会いがその時々にありました。子どもたちは、園で生活や遊びを共にしていく中関わりあいを深め、刺激しあい、育ちあっていきます。
職員はあるがままを受け入れていく子どもたちの姿に学ぶことも多く、保護者の皆さんのご協力や関係機関との連携のもと、子どもたちを支えることを大切にしています。
「子ども同士の関わりからの学び合い」「基本的信頼感」を大切にするとともに、よりよい発達支援、より専門的な発達支援を提供したい、「保護者・子育て家庭がその家庭らしく子育てをできるように寄り添いたい」という願いから、聖隷の「発達支援」がスタートしました。