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「2018年度第1回ホス地下あがりました!(健診で、異常と言われたのですが・・・)」を開催しました

更新日:2018年5月25日

5月24日(木)B棟2階の飲食休憩コーナーで、2018年度 第1回「ホス地下あがりました!」を開催しました。
今回は、当院の神経内科部長の内山剛医師が「健診で、異常と言われたのですが・・・(物忘れを中心に)」をテーマにお話しました。

「物忘れ」を引き起こす仕組みや、ウッカリのど忘れなのか?病的な物忘れなのか?を日常生活で家族が見分ける方法について、アルツハイマー型認知症における「周辺症状」と「中核症状」さらに「生活習慣」の角度からわかりやすく解説しました。
・ど忘れとは・・・記憶の帯が虫食いで一部穴があいている状態。夕食を食べたこと自体は覚えていて、ヒントを出せば何を食べたのか?思い出せる状態。
・病的な物忘れとは・・・記憶の帯の一部が部分的にすっぽりなくなっている状態。夕食を食べたこと自体も覚えていない状態。


さらに、記憶に刻まれる仕組みや脳卒中の分類についてもふれ、健診で指摘されたあとに、病院の医師の立場でどのように、検査をおこなっていくのか?についても解説しました。

また、認知症の患者にとっては、責められたり、説得されたりすることが大きなストレスになる点を指摘し、見守る家族においては、「大変だが、いったん認知症の方が言っていることを聞き入れることが、のちのちの関わりにとって大切」とも付け加えました。


次回は6月28日(木)11時30分から「熱中症」について詳しくお話しする予定です。オープンスペースでの開催となりますのでお気軽にお立ち寄りください。
【ホス地下あがりました!】ってなあに?
当院で患者さん・ご家族向けに開催しているミニ講座の名前です。旬の食材が豊富に並ぶ「デパ地下」からヒントを得て、ホスピタル(病院)の地下で病気に関する旬で身近な情報をface to faceで発信するイベントとして、2016年4月に「ホス地下」と名付け、スタートしました。現在ではB棟2階飲食休憩コーナーに場所を移し「ホス地下あがりました!」として開催しています。