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ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の愛称に当院看護師が考えた「人生会議」が選ばれました

更新日:2018年12月21日

齋藤秀輝先生(循環器内科)と須藤麻友さん

ACPとは、人生の最終段階における医療・ケアについて、本人が家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合う取り組みのことをいいます。
厚生労働省によりACPの普及啓発、認知度の向上のために愛称が募集され、11月30日(いい看取り・看取られ)に、応募総数1,073件の中から、当院看護師の須藤麻友さんの案「人生会議」が選ばれました。


厚労省内で開かれた発表会

須藤さんより「人生会議」についての思いをうかがいました。
「私がこの愛称を応募するきっかけになったのは、医療従事者として大切なのは「患者さんが満足のいく治療や最期を迎えられたかどうか」だと常日頃から思っていたからです。
私が勤めている集中治療室には、重症心疾患の他に、不慮の事故などで急に重篤な状態に陥り、終末期を迎えることとなる患者さんや意識がなくなってしまった患者さんがいらっしゃいます。患者さんやその家族は動揺し、現状をしっかり受け入れられない状況下で治療方針の決断を迫られたり、患者さん自身はすでに意思表示が出来ず、家族だけで方針を決定することもあります。そんな現場のスタッフは、日頃から「本当に患者さん自身はこれでよかったのだろうか。」とジレンマを抱えることがあると思います。そこで感じるのは、患者さんともっと終末期においての希望を話しておけたらこんな気持ちにはならなかったのではないか、ということです。アドバスケアプランニングはその問題を解決してくれると感じています。」