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第18回院内臨床倫理討論会「人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)」を開催しました

更新日:2019年2月20日

当院では、医師・看護師・医療技術職・事務職など病院のあらゆる部署の職員が集まる臨床倫理に関する討論会を、2001年から毎年欠かさず開催しています。 第18回となる今回の討論テーマは「人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)」。

人は誰でも予期せず、生命の維持に関わる病気や怪我をする可能性があります。自分自身で治療の意思表示ができない状態となったらどうしてもらいたいのか、日頃より自分自身で考え、周囲と話し合い、共有することが大切です。私たち医療者には、考えたくない、考えられない方には慎重に配慮しつつ、積極的に啓発活動を行っていくことが求められています。


まずは自分自身が「生きることが出来る時間が限られているとしたら・・・」「生き続けることが大変かもしれないと感じる状態になったら・・・」について考えてみて、どのように感じたか、多職種によるグループワークで共有しました。
「いざ自分の身に置き換えると判断に悩む。」「今は健康なのでイメージが沸かない。」など率直な意見が出されました。その後、グループメンバーの多様な価値観を聞いて、さらにどのように感じたかを話し合いました。
正解があるわけではありませんが、このプロセスこそが「人生会議」なんだということを体感できる機会となりました。これからの患者さんとの向き合い方に活かしていきたいと思います。