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新生児科


すべてのあかちゃんの人生が輝くための医療を目指します


新生児科部長:杉浦 弘

当科はあかちゃんの医療を専門とし、県西部唯一の総合周産期センターとしてすべての病気に対応し、院外で出生したあかちゃんに病気が見つかった場合の救急搬送も担っています。出生するあかちゃんの3%は蘇生を必要とし、病気をもって産まれるあかちゃんも3%います。出生するすべてのあかちゃんとご家族が幸せに包まれるように、出生に立ち会い、分娩に伴うリスクを減らし、病気があっても家族と過ごしていけるようにすることが私達の役割です。
あかちゃんの人生が輝くように、外科をはじめとした多くの診療科、看護師、臨床工学士、薬剤師、社会福祉士、理学療法士、臨床心理士と協働し、地域の医療機関とも連携をとっています。
退院後もフォローアップ外来や医療的ケア児外来でよりよい成長の支援を行っています。

特色ある診療

特色

ファミリー・センタード・ケア

あかちゃんが新生児集中治療室(NICU)に入院することはご家族にとって大変心労の多いことです。NICUでは集中治療と並行して、早期の親子や家族の関係を構築するケアのあり方に重点を置き、ご家族を医療従事者のパートナーと考え、治療方針の説明のうえ意思決定支援を行っています。
滞在型NICU

NICUの構造は日本では珍しい1室に4人のあかちゃんが入院するユニット型となっています。広い病床はあかちゃんの発達を促すために必要なご家族によるケアが可能となること、プライバシーの確保、アラーム音などの騒音や照度からあかちゃんを守ることを目的としています。あかちゃんとご家族が自宅のリビングのように過ごしてもらえるよう意識し、長時間滞在するための宿泊設備のある部屋、食事のできる場所、きょうだいが遊べる場所を常設しています。
国際認定ラクテーションコンサルタント

母乳育児支援に必要な専門知識を有する医師が看護師と協働して地域の母乳育児を支えています。
家族を含めた回診

1日3回スタッフ全員であかちゃんを回診しています。
ご家族が面会に来られている際は情報の共有のためお声がけすることがあります。ご家族も一緒にあかちゃんのことを考えていけるように取り組んでいます。

治療

新生児専用救急車

県西部地域で唯一の新生児専用救急車です。地域の分娩施設で出生された病気のあかちゃんを迎えにいき、救急車内から治療を開始することができます。
一酸化窒素ガス吸入療法

あかちゃん特有の疾患である遷延性肺高血圧症に対する治療です。
低体温療法

低酸素性虚血性脳症に対する唯一の医学的根拠のある治療です。
窒素吸入療法

肺血流量増加型の心臓の病気に対する治療です。
体外循環治療

腎臓の病気や重篤な感染症、代謝疾患のあかちゃんに対する治療です。

専門外来

フォローアップ外来

早産児、手術を必要としたお子さんはゆっくり発達することがあります。外来で成長発達を確認し、療育や教育機関と連携しています。

医療的ケア児外来

お子さんによっては退院時に医療的な処置を必要とすることがあります。そのようなお子さんの健康状態を維持し、福祉や教育機関と連携しています。

Webマガジン

Webマガジン「白いまど」 2021年11月号「新生児科」

学会認定

  • 日本小児科学会基幹施設
  • 日本周産期新生児医学会新生児専門医基幹施設

医師紹介/実績紹介

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