インターベンショナル・ラジオロジー(IVR)
IVRとは血管造影装置またはCT装置などの画像を見ながら、カテーテルや針を用いて、つまった血管を拡げたり、出血した血管をつめて止血したり、がんを死滅させたり、さまざまな治療を行います。手術を必要としないため、体への負担が少なく、病気の場所だけを正確に治療することができます。
1.主に腹部領域の血管造影検査、及び血管系IVR
- 肝細胞がんに対する動注化学療法及び塞栓術(TACE)
- 子宮がんに対する動注化学療法
- 透析シャント不全に対する経皮的血管形成術(PTA)
- 胃静脈瘤に対するバルーン閉塞下静脈瘤閉鎖術(BRTO)
- 原発性アルドステロン症の精査のための副腎静脈サンプリング
- 外傷に対する緊急止血目的の血管塞栓術
- 喀血に対する気管支動脈塞栓術
- 肺動静脈奇形に対する塞栓術 など
2.非血管系IVR
- CTガイド下針生検
- CTガイド下膿瘍ドレナージ術