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頭蓋内疾患に対する放射線治療



この病気について

「頭蓋内疾患」とは、脳の中やその周辺(頭蓋内)にできる病気の総称です。
中には「がん」ではない良性腫瘍や、血管の異常、神経の痛みなども含まれます。
放射線治療は、脳の深い場所や手術が難しい病変に対して、体を切らずに治療できる有効な選択肢となります。

放射線治療はどんなときに使うの?

  • 良性・悪性の脳腫瘍(例:髄膜腫、聴神経腫瘍、神経膠腫など)
  • 動静脈奇形(AVM:脳内の異常な血管のかたまり)
  • 三叉神経痛(顔の片側に強い痛みが出る病気)
  • 手術が難しい・再発した・手術後に残った病変への追加治療
  • 小児腫瘍や視力・神経の温存を重視した治療にも適応されます
ピンポイントに放射線を当てることで、脳の大切な働きをできるだけ守りながら治療が可能です。

治療の特徴とメリット

  • サイバーナイフなどを用いた1mm以下の精度の精密照射
  • がん以外の病気(三叉神経痛・AVM)にも有効
  • 開頭手術が不要のため、体への負担が少なく高齢者でも治療が可能
  • 外来または短期入院で対応できるケースが多い

よくあるご質問

Q. 頭に放射線を当てても大丈夫ですか?
A. 高精度な技術で必要最小限の範囲にだけ照射するため、安全性が高く、脳の大切な機能を守るよう配慮して治療します。

Q. 治療中は動けますか?
A. 治療中は横になってじっとしていただきますが、痛みはなく、音も静かです。数分~1時間程度で終了します。

Q. 入院が必要ですか?
A. 病気の種類によりますが、1回の照射だけで済むケース(定位放射線治療)では外来で対応可能です。

もっと詳しく知りたい方へ(外部サイトへリンクします)

  • 国立がん研究センター「脳腫瘍(成人)」の情報はこちら(外部サイトへリンクします)
  • 日本放射線腫瘍学会 放射線治療Q&Aはこちら(外部サイトへリンクします)

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