上肢外傷外科・肩関節外科
上肢の機能修復と再建はお任せください
肩関節外科部長:阿部 真行
当科は上肢の外傷に特化した診療科として、2018年に開設されました。
上肢とは、肩関節、上腕(肘から上の腕)、肘関節、前腕(肘から先の腕)、手関節、手及び指が範囲です。上肢にある骨・神経・血管・筋・腱が損傷を受けた場合の、修復及び再建が専門です。
上肢の関節は機能獲得が難しい場合が多く、リハビリテーションが重要となります。リハビリテーションは上肢の治療に特化したハンドセラピストが担当し、受傷前の機能に近づけるよう訓練を行います。
上肢とは、肩関節、上腕(肘から上の腕)、肘関節、前腕(肘から先の腕)、手関節、手及び指が範囲です。上肢にある骨・神経・血管・筋・腱が損傷を受けた場合の、修復及び再建が専門です。
上肢の関節は機能獲得が難しい場合が多く、リハビリテーションが重要となります。リハビリテーションは上肢の治療に特化したハンドセラピストが担当し、受傷前の機能に近づけるよう訓練を行います。
特色ある診療
顕微鏡や関節鏡を用いた治療
顕微鏡を用いた手術(マイクロサージャリー)や、関節鏡を用いた治療を行っています。
組織移植術
外傷により失われた骨や皮膚軟部組織は、組織移植により再建します。
組織移植には、骨移植、神経移植、腱移植、筋移植、皮弁などがあり、特に血行のある組織を他部位から移植する「遊離皮弁」や「遊離血管柄付き骨移植」などは、顕微鏡下に行う特殊な技術です。なお、下肢であっても、重度下肢外傷(組織欠損を伴う開放骨折)における組織再建は当科が担当します。
組織移植には、骨移植、神経移植、腱移植、筋移植、皮弁などがあり、特に血行のある組織を他部位から移植する「遊離皮弁」や「遊離血管柄付き骨移植」などは、顕微鏡下に行う特殊な技術です。なお、下肢であっても、重度下肢外傷(組織欠損を伴う開放骨折)における組織再建は当科が担当します。
重度四肢外傷の救済
Temporary Intravascular Shunt(TIVS)やCross Limb Shuntなどを用いた阻血四肢の早期血行再開、Continuous Local Antibiotics Perfusion(CLAP)法による開放骨折の感染制御により、重度外傷肢の救済を行っています。
主な対象疾患
- 骨折(上腕骨、橈骨、尺骨、手根骨、中手骨、指節骨)
- 靭帯損傷(肘側副靭帯損傷、手指PIP関節側副靭帯損傷、母指MP関節側副靭帯損傷)
- 手指切断
- 組織欠損創、欠損を伴う開放骨折
- 神経損傷
- 腱損傷(屈筋腱断裂、伸筋腱断裂、肩腱板断裂)
- 偽関節(骨折が癒合しなかったもの)
- 脱臼(反復性肩関節脱臼、肩鎖関節脱臼)
- 関節拘縮(五十肩、難治性の肩関節周囲炎)
- 変形性関節症