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役員がつづるコラム「膠漆之心」

理事長: 青木善治(2024年1月)最高の質のサービスを追求するために~誰もが輝く2024年へ~


謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年5月から、新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、感染防止対策を続けながらも自粛や規制のない日常が戻ってまいりました。聖隷の施設におきましても、面会やイベントなどが再開され、ご利用者のたくさんの笑顔を見ることができるようになってきました。
私が理事長に就任した時はコロナ禍の真っただ中でありましたが、現場の状況を知り、生の声を聴くため、移動可能な時期には法人内施設を訪問していました。施設訪問ができない時期もありましたが、ようやく人の往来も回復し、私自身も現場の皆さんと直接、顔を合わせて話を聴くことができるようになり、とても嬉しく思います。

聖隷おおぞら療育センター訪問時の様子

日々、現場からの報告を受けていますが、やはり現場に行ってみないと分からないことがあります。ご利用者から必要とされていることは何か、現場が困っていることは何か、建物の老朽化はないかなど、ご利用者の目線に立ち、また職員の視点に立ち、何が求められているのかを真摯に考えていきたいと思います。聖隷の施設は、1都7県において212施設ありますので、今年はまだ訪問できていない施設にも出向きたいと思います。

聖隷浜松病院S棟
(2023年7月竣工)

2023年は、コロナ禍や円安の影響で建築資材の高騰や工期の遅延がありましたが、聖隷浜松病院S棟、聖隷こども発達支援センター和合が竣工しました。また、6月には聖隷福祉事業団公式アプリをリリースし、聖隷の保健・医療・福祉・介護の施設情報をアプリ1つで確認できるようになりました。特別養護老人ホームなどの高齢者施設のオンライン申込み、コミュニティケアセンターのクーポン発行、職員向けの情報や申請もアプリからできます。そして、7月には5県で展開していた在宅・福祉サービス事業部を、静岡・関東・関西・奄美の4つのブロックに組織改編を行いました。今後はご利用者の生活する地域を軸にして、総合力を生かしたサービスを一層充実させていきます。

 聖隷こども発達支援センター和合   
(2023年8月竣工)

さて、日本漢字能力検定協会主催の2023年の世相を表す漢字が「税」と発表がありました。税に関する動向が注目された1年だったということですが、私が考える聖隷にとっての2023年の漢字は変革の「革」です。革には、「あらためる」「新しくする」という意味があります。より質の高いサービスを提供するために、聖隷DXの推進、組織や機能の再編など常に変革を意識した1年だったので真っ先にこの文字が浮かびました。

ご利用者目線で最高のサービスを

2024年は、医療と福祉の連携強化、DXのさらなる推進、人材確保など直面する課題やニーズへの対応が求められます。社会の変化に柔軟に対応することにより、「聖隷の施設があってよかった」とご利用者に実感していただけるよう、最高の質のサービスを提供してまいります。そして、ご利用者と関わる職員一人ひとりの活躍が、最高の質のサービスに繋がります。職員が最高のパフォーマンスを発揮し、誰もが輝けるように人材確保と育成、ディーセント・ワークの推進、健康経営の実践にも力を入れて取り組んでまいります。
詳細は、2024年度事業方針に記載していますので、ぜひご覧ください。

内閣総理大臣表彰を受賞!
~浜松市生活自立相談支援センター「つながり」~

法務大臣を表敬訪問
(右から小泉法務大臣、
私、青栁所長)

浜松市生活自立相談支援センター「つながり」が、2023年度「安心安全なまちづくり関係功労者表彰」の「再犯の防止等に関する活動」にて内閣総理大臣表彰をいただきました。
生活困窮や人間関係の希薄さなどの理由で万引きなどの法に触れる行為を行ってしまった方に対して、釈放後安心した生活に戻れるよう伴走支援を行い、再犯防止の社会づくりに貢献してきたことが評価されました。「つながり」の事業はまさに聖隷の原点。困った人に手を差し伸べる。どのような状況においてもご利用者と向き合い続け、ご利用者の気持ちを理解し、寄り添うことを大切にしています。今回の受賞は、そうした「つながり」の職員の積み上げてきた実績が認められたものだと思います。
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