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役員がつづるコラム「膠漆之心」

理事 平川健二:高齢者公益事業部長(2024年3月号)心に残るエピソード


今から20年以上前、私が社会福祉士の資格取得のために通信制大学に通っていた頃の話です。授業の一環でとある障害児施設を訪問した際に、施設長さんから次のようなエピソードをお聞きしました。
「数年前に実習に来ていた学生は、とても明るく優しい子でこども達にも人気があり、私たち職員はこんな子が施設で働いてくれたらなぁと願っていました。彼は学校を卒業する前に施設へ挨拶に来てくれたのですが、就職先はMのマークと陽気なピエロがキャラクターで有名なハンバーガーチェーン店とのことでした。私たち職員は内心ガッカリしたのですが、こども達は口々に“お兄ちゃん、カッコイイ!”“わたしもお兄ちゃんのお店でいつか働いてみたい!”“絶対一人で車イスに乗って食べに行ってやるからな!”と沸き立っているのです。私は大きな勘違いをしていました。福祉の仕事に就くことだけが福祉に携わっているのではないということを・・・」
どんな仕事に就いていても私たちは社会とつながっています。さらに福祉の気持ちを持って働くことができれば、社会はみんなにとってより住みやすい場所となっていくでしょう。いま福祉を学んでいる学生の皆さんに声を大にしてお伝えしたい、「福祉の仕事に就くことだけが選択肢では無いんですよ」ということを。
でも、もっと専門的に、実践的に福祉を学び、仕事として高度なチャレンジをしたいという意欲のある方、どうでしょう聖隷福祉事業団で共に学び働いてみませんか。全く違う分野でいま働いている方も転職大歓迎です。

法人本部でも色々な分野を学んできた職員が活躍してくれています

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