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役員がつづるコラム「膠漆之心」

理事長: 青木善治(2026年1月)「これまで通り」が通用しない時代に


あけましておめでとうございます。
はじめに、2025年9月1日から11月28日にかけて実施いたしました聖隷浜松病院の新生児専用救急車の更新を目的としたクラウドファンディングにおきましては、多くの皆さまから温かいご支援と応援のお言葉をお寄せいただき、心より御礼申し上げます。皆さまのご期待に応えられるよう、今後も誠心誠意取り組んでまいります。

聖隷浜松病院の新生児専用救急車

小さな命の危機に一秒でも早く駆けつけます

2025年を振り返りますと、私たちの暮らしを取り巻く環境は、これまで以上に変化と不安定さを感じる一年であったように思います。
各地で報じられている熊の出没といったニュースは、自然と人との距離が変わりつつあることを、改めて実感させられました。最近では、浜松市北部で運営する施設の近くにまで熊の出没情報が届くようになり、もはや「ニュースの中の出来事」とも言えなくなっています。
人にとっての安全を守ることはもちろんですが、同時に、熊をはじめとする野生動物にとっても、互いが安心して共存できる形であってほしい・・・そんなことを考えさせられます。
人が暮らす場所と自然との境界が曖昧になり、「これまで通り」が通用しなくなっていることを象徴する出来事でもあったのではないでしょうか。

仮想現実(VR)を用いたリハビリテーション用機器

こうした状況は、私どもの事業である医療・福祉の現場におきましても、日々実感させられます。少子高齢化、物価高騰、生成AIをはじめとするデジタル技術の進展など、社会は想像を超えるスピードで変化しています。「これまで通り」の従来の仕組みや考え方だけでは対応しきれない。だからこそ、理念を大切にしながらも、柔軟な発想と挑戦する姿勢をもって、変化を前向きに捉えていくことが求められていると考えています。
さて、中山間地域においては、交通手段が限られており、通院が困難な高齢者が少なくありません。そのような状況を受け、当法人が運営する「いなさ愛光園」では、市内のクリニックと連携し、地元の主治医のご判断のもと、高齢者施設を活用したオンライン診療を浜松市モデル事業として開始しました。ご利用者の多くは独居の高齢者であり、診察の際には送迎や買い物支援も行うなど、日常生活を含めた支援を行っています。聖隷の先人たちは、結核に苦しむ一人の青年の看病から始まり、常に困難を抱えている人々に寄り添ってきました。本事業は、その原点を受け継ぎ、地域の方々に寄り添う取り組みであると感じています。現在はモデル事業としての段階ではありますが、一過性で終わらせず、地域に根づく持続可能な仕組みへとつなげていきたいと考えています。

オンライン診療の様子

移動スーパーでの買い物

2026年度事業方針

2026年は、聖隷にとって新たな中期事業計画「Vision2030」が始動する年です。その初年度の事業方針テーマは『「更なる理念の実践」と「デジタル活用」で未来を切り拓く』です。
変化の激しい時代だからこそ、理念に立ち返りながら、柔軟に挑戦を続けていく。
これからも地域とともに歩み、医療・福祉の未来を切り拓いてまいります。

事業方針の詳細は、2026年事業方針に記載しておりますので、ぜひご覧ください。

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