副院長 兼 外傷センター長
藤田 博文
(フジタ ヒロフミ)
聖隷三方原病院は、2023年4月1日より外傷センターを新設しました。
外傷センターとは、重症外傷患者を集約できる施設になります。防ぎ得た外傷死と防ぎ得た外傷機能障害を減らすため、多数の十分な経験を積んだ医師及び医療スタッフで対応できる施設となります。欧米では、1960年代に外傷センターが設立され1970年代に制度化されました。本邦に制度化された外傷センターはありませんが、全国に外傷センターを標榜する施設が約40施設あります。重症・多発外傷患者の超急性期には、救急医、複数科の外科医などの関与は必須でありますが、亜急性期以降は大多数の症例において整形外科医による機能回復を目指した治療が必要となります。そこで救命治療から救急整形外傷を中心に外傷センター医師が担当し、さらに必要な場合には外傷センターと各分野の専門家が知識・技術を共有し、より良い治療を患者さんに提供することができるように考えています。外傷センター医師が、高度救命救急センターと各診療科との間でうまく調整することにより病院全体でうまく分業できる体制の構築を図ります。ドクターヘリの基地病院でもあります当院外傷センターの基本方針としては、愛知県東部から静岡県中部までを主な診療圏とし最先端の医療技術を駆使した重症外傷の治療を行い早期に社会復帰を目指すこととしています。
外傷のみならず医療の厚みができることを外傷センターの標榜がない静岡県西部を中心に、外傷治療を変えていきたいと考えております。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
外傷センターとは、重症外傷患者を集約できる施設になります。防ぎ得た外傷死と防ぎ得た外傷機能障害を減らすため、多数の十分な経験を積んだ医師及び医療スタッフで対応できる施設となります。欧米では、1960年代に外傷センターが設立され1970年代に制度化されました。本邦に制度化された外傷センターはありませんが、全国に外傷センターを標榜する施設が約40施設あります。重症・多発外傷患者の超急性期には、救急医、複数科の外科医などの関与は必須でありますが、亜急性期以降は大多数の症例において整形外科医による機能回復を目指した治療が必要となります。そこで救命治療から救急整形外傷を中心に外傷センター医師が担当し、さらに必要な場合には外傷センターと各分野の専門家が知識・技術を共有し、より良い治療を患者さんに提供することができるように考えています。外傷センター医師が、高度救命救急センターと各診療科との間でうまく調整することにより病院全体でうまく分業できる体制の構築を図ります。ドクターヘリの基地病院でもあります当院外傷センターの基本方針としては、愛知県東部から静岡県中部までを主な診療圏とし最先端の医療技術を駆使した重症外傷の治療を行い早期に社会復帰を目指すこととしています。
外傷のみならず医療の厚みができることを外傷センターの標榜がない静岡県西部を中心に、外傷治療を変えていきたいと考えております。
どうぞ、よろしくお願いいたします。