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透析センター



ごあいさつ

透析センター長 寺崎 紀子

当院の血液透析センターは、患者さまに寄り添い、安心して治療を受けていただけるよう、最新の医療機器と専門知識を持つスタッフによる質の高い透析治療を提供しています。透析は、腎機能が低下・廃絶した患者さまにとって生命を維持するために欠かせない治療です。そのため、当センタースタッフ一同その重要性を深く理解し、患者さまにとって最適な治療を提供できるよう努めています。

血液透析

当センターでは、患者さま一人ひとりに合った透析治療を行っています。血液透析は、透析膜により血液中の老廃物や余分な水分を取り除く治療で、週3回の定期的な治療が必要となります。当センターでは、患者さまの状態を継続的にモニタリングし、個別の状態に応じた治療プランを提供しています。透析中も、患者さまにとって安心・安全でリラックスできる環境を整えています。

バスキュラーアクセスの管理

血液透析を行うためには、シャント造設(動脈と静脈をつなげて血液の流れを確保するための手術)や動脈の表在化、長期留置カテーテルの挿入が必要となります。それらの総称をバスキュラーアクセス(VA)と言います。私たちは、VAの管理にも細心の注意を払い、患者さまが安全に透析治療を受けられるようサポートしています。VAの状態を定期的にチェックし、問題が発生した場合には、経皮的血管形成術(狭窄・閉塞を拡げるための風船治療)などにて迅速に対応します。また、トラブルを未然に防ぐため、患者さまに対してVAのケア方法について丁寧にご説明いたします。

透析中のリハビリ

当院の透析センターでは、血液透析治療中にリハビリテーションを行うことができます。透析は長時間、座位・臥位で過ごす治療です。そのため、身体の柔軟性や筋力の低下を防ぐ目的で、安心して治療とリハビリを受けていただける環境を整え、透析リハビリテーションの研修を受けたスタッフが適切な運動プログラムを提供します。これにより、透析中でも体調を維持し、日常生活の活動性を保つことが可能です。患者さまの状態に応じたリハビリを行い、治療の負担を軽減し、生活の質向上をサポートします。

腹膜透析

当院では、血液透析だけでなく、腹膜透析の管理も行っています。腹膜透析は、腹膜を使って体内で老廃物や余分な水分を取り除く方法で、特に自宅での治療が可能なため、患者さまのライフスタイルに合わせた治療ができます。腹膜透析には、患者さま自身が透析液を交換する自己管理が求められますが、時に地域の訪問看護ステーションとも連携し、きめ細やかにサポートを行ってまいります。開始初期の指導から継続的なフォローアップまで、専門のスタッフがしっかりとサポートし、患者さまが安全に腹膜透析を行えるよう支援しています。

個別の治療プランとサポート

当センターでは、腎代替療法専門指導士が在籍し、血液透析、腹膜透析、献腎・生態腎移植、それぞれの治療について、患者さまの状態や生活環境に合わせた個別の治療プランを提案しています。透析治療は長期にわたることが多いため、医師、看護師、臨床工学技士、薬剤師、管理栄養士、理学療法士が一丸となり、チームで患者さまをサポートします。患者さまの病歴や生活習慣、体調に応じて治療内容を柔軟に変更し、常に最適な治療を提供しています。
また、透析治療を受ける患者さまには、自己管理も重要となります。栄養指導や運動指導を行い、患者さまの生活の質を向上させるための支援をしています。特に食事に関しては、専任の栄養士が、透析治療中に個別にお話をして、実践的な指導を行っています。

安心の治療環境

透析治療は週に何度も通院する必要があるため、患者さまが安心して過ごせる環境づくりを大切にしています。当センターでは、清潔で落ち着いた空間を提供し、患者さまがリラックスして治療を受けられるよう配慮しています。また、治療中の不安を和らげるため、スタッフが常に寄り添い、声かけやサポートを行っています。患者さまの安心・安全を最優先に考えた治療を実践しています。

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