麻酔科・ペインクリニック

メッセージ

高度救命救急センターの指定を受けそれに伴う手術麻酔を行っています。術中の管理(呼吸、循環内、内分泌、疼痛)など緊急、予定手術問わず管理をします。 ペインクリニックでは身体に加えられた刺激が有害なものであるとき、それを認知する警告信号である「痛み」が生じます。「痛み」は身体に生じた危険を知るために必要なものです。
しかしながら、この「痛み」は強いストレスを生じ、血流障害に伴う発痛物質貯留など好ましくない反応を身体に引き起こし「痛み」を増強する(痛みの悪循環)ので、有害な刺激が除去されたら速やかに「痛み」がなくなることが必要です。
このように刺激を伝える神経が傷ついて有害な刺激がないのに生じる痛みや、神経の感受性が増強し有害な刺激が除去された後に続く「痛み」があります。このような「痛み」を治療するのがペインクリニックです。
また、末期癌などのように有害な刺激が取り除けない場合も、「痛み」だけでも取り除くことにより患者さんの「生活の質」を高めるために治療をおこないます。
必要な「痛み」と必要でない「痛み」を見極めて治療をおこなっています。
部長 加藤 茂

主な対象疾患

  • あらゆる手術麻酔(予定、緊急)
  • 各種疼痛疾患

専門的な治療・活動の紹介

  1. ハートチームによるTAVIの実施:経カテーテル的大動脈弁植え込み術
  2. 緩和ケアーとの合同診療:ホスピス患者の疼痛緩和治療