放射線科
INDEX
メッセージ
画像診断は現代の医療には必要不可欠のものとなっています。放射線科は画像診断を通して地域医療に貢献します。地域住民の皆様が直接放射線科を受診することはありませんが、院内の各診療科や地域医療機関を通じてCT、MRI、核医学検査等の必要な検査をご依頼頂き、安全で質の高い検査を施行し迅速に画像診断結果報告書を発行します。また、インターベンショナルラジオロジー(IVR、画像下治療)と言って血管造影装置やCT装置で得られる画像をもとに体にできるだけ侵襲性の低い方法で治療を行います。例えば、動脈性の大量出血の際、出血源に近いところまで細い管を血管内に進めていき、血管を塞栓し止血します。

部長 一条 勝利
主な対象疾患
- 脳脊髄、頭頸部疾患
- 胸部、心臓・血管疾患
- 肝・胆・膵、消化管疾患
- 泌尿生殖器、婦人科疾患
- 骨軟部疾患
専門的な治療・活動の紹介
CT検査
放射線を使って体の輪切りの画像を得る検査です。技術進歩によって高速に撮影できるようになり広範囲の部位を短時間で撮影できるようになりました。また非常に細かな輪切り画像をもとに任意の断面の画像を作成できるようになりました。胸腹部を撮影する場合息止めが必要になります。放射線被ばくのデメリットはありますが技術進歩により被ばく線量は少なくなりました。検査時間は5〜15分程度です。

MRI検査
強い磁場の中で画像を得る検査です。任意の断面の画像を得ることができます。このほか造影剤を使わずに、血流の信号を画像化することにより頭の中の血管を描出したり、水の信号を強調することにより水で満たされた管腔構造の胆道系や主膵管を描出できます。放射線被ばくはありません。強い磁場での検査になり、一部検査室に立ち入ることができない場合があります。検査時間はCT検査よりもやや長く30〜60分程度です。

核医学検査
放射性医薬品を体内に投与し、そこから発生する放射線を検出し画像化する検査です。投与する薬剤により投与から撮影までの時間や撮影時間がことなるので担当者の指示に従ってください。検査による放射線被ばくはわずかです。

