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産科

診療科責任者

宇津 裕章 部長

概要

当院では、本来妊娠や出産は自然な経過で進むのが一番であり、できるだけ余分な医療介入を必要としないようなお産をしていただくことを理想としています。そのため、皆様の妊娠から出産にいたる自然な流れの中で、皆さんが困った時や異常時に、少しだけお手伝いをする事が出来れば良いと考えています。

元気でかわいい赤ちゃんが誕生されることが当面の目標であることは私たちもお母さん方も同じです。妊娠や分娩というものは自然界に生きるわれわれ人間の自然の営みであり、「妊娠や出産も自然でなくっちゃ」という考え方には大賛成ですが、すべての人に当てはまるというわけには行かないと言うこともご理解下さい。

例えば、重い合併症があり、お腹の赤ちゃんの発育も不十分であったりする様な場合には、母児双方の安全のために産科的に十分管理された分娩が必要になります。また、総合病院なので、色々な持病を持たれている方も、専門の診療科の協力を得て妊娠の管理を行っています。28週以後の早産児は当院の小児科(NICU入院)で管理されていますが、それより早く生まれる方や、大きな合併症を持つ胎児は、他の高度周産期センターへ紹介させてもらっています。

正常なお母さんでも、陣痛が始まる前に破水した場合や、出産予定日が過ぎても自然の陣痛が発来しないような場合も、母児の安全のために人工的に陣痛をつけ分娩を進行させる処置が必要になることがあります。

また、自然に経過していた分娩でも、途中でお母さんと赤ちゃんの安全のために、急遽鉗子分娩や吸引分娩、帝王切開術などが必要になる場合もあります。その様な時には、どうしてその処置が必要なのか、どんなふうに実施するのか、その処置を行うことによって考慮しなければならない危険性、行わない事の危険性などの説明を十分にお話しして理解してもらってから実施するという手順を取りますので、理解できないとか納得できない様な場合には、遠慮無く主治医や助産師に相談したり、更に詳しい説明を求めたりしてください。

もう一つ、当院ではご出産の感動をお父さんにも味わっていただけるように、夫立ち会い分娩ができるような体制や、出産直後から赤ちゃんとずっと一緒に母児同室で居られるような体制も準備しています。新型コロナの感染拡大により、面会制限をしている時期もありますが、その時はオンラインでの立ち会いを勧めています。 

ご家族でよくお話し合いのうえ、ご希望のスタイルでがんばってみて下さい。

診療実績

総分娩数286件
帝王切開71例
鉗子分娩12例
吸引分娩3例
双胎妊娠3例
早産28人

クリニカルパス

クリニカルパスは、入院中の治療や検査等、標準的なスケジュールをご説明した経過表です。
現在当科で実際に使用されているクリニカルパスについてはこちらをご覧ください。

スタッフ

氏名職位卒年専門領域・認定医・専門医
宇津 裕章部長2008年日本産科婦人科学会指導医/専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
がん診療に携わる緩和ケア研修会修了
日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医
日本内視鏡外科学会 技術認定医
日本婦人科腫瘍学会専門医
母体保護法指定医
器質性月経困難症に対する適正なホルモン療法等に係る研修修了
宇津 桃子医長2008年日本産科婦人科学会専門医
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
新生児蘇生法「専門」コース(Aコース)修了
宇津 正ニ顧問1976年日本産科婦人科学会専門医
母体保護法指定医

2022年10月1日 現在

問合せ

分娩受け入れ等についてのご相談は、下記までお問合せください。
地域医療連携室:053‐439‐0001