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4月の聖句

「わたしの助けは来る 天地を造られた主のもとから。」
詩編121篇1~2節
日本キリスト教団遠州栄光教会 牧師 星野 健
上の聖書の言葉は、直前に「目を上げて、わたしは山々を仰ぐ」と記されていて、山々を仰ぎながら天地を創造された神へ心を向けて語られる言葉です。信仰の詩人は、その世界中にたくさんある山々のなかで「シオン」と呼ばれるエルサレムの神殿が建てられていた一つの山があることを念頭にして、この祈りの言葉を語っています。
そこはいつの間にかパワースポットだと思われるようになったわけではなく、神殿の至聖所に契約の箱と呼ばれる神の救いの約束を表す箱が置かれ、その中に十戒という最も大切な戒めが刻まれた石板が納められていました。その山や神殿の建物が特別なのではなく、神様から与えられた言葉に耳を傾けて、その言葉を生きていくときに、神様が共にいてくださるという約束が与えられています。「旧約聖書」とか「新約聖書」と呼ばれるのは、その神様の確かな約束を表しています。