聖隷佐倉市民病院は、千葉県佐倉市の地域に根差した中核病院。腎臓病・脊椎脊髄疾患・がん治療における高度な医療技術に対応。
このページの目次
人はそれぞれ人生観や思いに基づく人生設計を持って将来のことを考えています。それは医療についても同じ事が言えます。将来の人生をどのように生活をして、どのような医療や介護を受けて最期を迎えるかを考え、ご自身の考えを心づもりとしてご家族や近しい人、医療やケアの担当者とあらかじめ話し合う取り組みをアドバンス・ケア・プランニング(ACP)といい、愛称として「人生会議」と呼びます。
ACPは、将来の変化に備え、将来の医療及びケアについて、本人を主体にその家族や近しい人・医療ケアチームが繰り返し話し合いを行い、本人の意思決定を支援するプロセスのことです。本人の人生観や価値観、希望にそった将来の医療及びケアを具体化することを目標にしています。
将来の病気や怪我について、あらかじめ正確に予測しておくことはできません。しかし、自分がどのような医療・ケアを受けたいか、または受けたくないかを、日頃から周囲の人たちとしっかり話し合っておくことで、“もしも”の時の医療やケアに自分の意向が反映されやすくなります。
ACP(人生会議)の取り組みについて、厚生労働省のホームページで紹介をしています。
詳しくは、こちらの厚生労働省「人生会議」してみませんか?をご覧ください。
(外部ページへ移動します)
デジタルSTaDでは話し合いのポイントや実際に話し合うためのstepをご紹介しています。ぜひご覧ください。
当院では、2024年2月より、当院で治療を受けられる方(任意)に「私の希望書」をお渡しています。
「私の希望書」を用いて、患者さん自身が、“もしも”に備えて、そのときに受けたい医療・ケアについて、ご本人の希望や思いを病棟や外来、または看護相談室でうかがい、医療チームで共有する体制を整えました。
「私の希望書」は、入院される方には、入院書類と一緒にお渡ししています。外来通院されている方には、自由に手に取ってもらえるように、患者支援センターの入り口のポスター掲示場所に常設しています。