院長挨拶
聖隷淡路病院は1999年12月1日に国立明石病院岩屋分院から経営移譲を受け始まりました。その後、施設の老朽化もあって2014年4月1日に現在の淡路市夢舞台に新築移転して診療を継続しております。
当院は、高齢化率が40%近い淡路市において高齢者の慢性的な持病の継続的管理や日常的によくある疾患への対応とともに、急な発病や外傷等に対する急性期医療や、当院で可能な手術、検査、処置の提供、夜間・休日の救急対応等を行っております。また、最近は新型コロナウィルス感染症にも淡路島で数少ない受け入れ医療機関として多数の外来患者や入院患者に対応してきました。さらに、急性期病院からの患者の受け入れと共に在宅への復帰支援、さらに健康増進や検診などの保健事業や訪問診療、緩和ケアにも力を入れており、2023年度には救急・総合診療科を開設して可能な限り断らない初療を目指し医療体制の充実をはかっております。
このように当院は急性期から回復期、慢性期、在宅に至るまで対応できる幅広い機能を持つ地域密着型多機能病として地域包括ケアシステムの中核病院となり、地域の皆さんから信頼され選ばれる病院となれるよう一歩一歩着実に努力していきたいと考えておりますます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
2024年1月
病院長 黒田勝哉