UKEblog(No.014): アテンションプリーズ

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 とにかく暑いです!熱中症には、時差熱中症なる翌日になって症状が現れることもあるようですので油断禁物でお願いします。
 この暑さは、身体のみならず心や脳にも打撃を与えますね。とかく「注意力」に大きな影響を及ぼしているように感じます。注意散漫になりがちな環境下ではありますが、なるべく環境を整えて集中力を高めて生産性をあげていきたいと思います。
 人の注意力というものは、仕事や生活において時間や能力を効率的に使うために高めていくことが肝要なのだと思いますが、一方で見えなくなること(もの)の存在も気にしなくてはならない場合があるように感じています。1999 年に選択的注意力を如実に示したゴリラの実験が話題を呼びました。事前に白い服の人がバスケットボールを何回パスしたか数えるように指示されます。途中でゴリラの着ぐるみが画面を横切りますが、パスの回数を数えることに集中してゴリラが見えないのです。(「バスケット ゴリラ」で検索するとユーチューブで見られますので見てみてください)
 各方面の産業や事業において、様々な研究の積み重ねや情報技術の進歩、専門特化することなどによって製品やサービスの質と生産性を向上させています。とりわけ、専門特化という面では、医療や介護の領域においても政府方針を含めてそれを推進しています。
 専門特化することはとてもとても良いことだと思いますが、時として重要なものを見失ってしまうことがあります。自分が見ているものの裏側で実は別の大切な「何か」の存在があるかも知れません。時には目線を外して、視点を上から下、左から右に移すことも大切なのだと思います。いろんな角度からいろいろな事実を見るようにしたいと思います。