UKEblog(No.017): 仰げば尊し

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 ブレイブ・ブロッサムズ(ラグビー日本代表)やりました!強いです!
ラグビーワールドカップ2023フランス大会が始まりましたね。4年前のあの感動
をもう一度期待して応援したいと思います。

 私も高校時代ラガーマンでして、青春時代は楕円のボールを仲間と共に追いか
ける日々を過ごしておりました。先日の高校野球で107年ぶりに優勝した慶應高校
の森林監督が「成長こそが高校野球の価値」という言葉を残されていました。
私はラグビーでしたが、1つの目標に向かって仲間と共に必死に、がむしゃらに頑
張った経験の価値は大人になって分かるものだと思いました。

 慶應高校といえば「髪型自由」「長時間練習なし」のフレーズがマスコミや
ネット上で取り沙汰されていましたが、これはチームを率いる森林監督の指導方
針であり、自ら考える選手になり、自ら考えるチームになることを目指していま
した。選手に主体性をもって野球に取り組んでもらえるよう日々工夫し、自分で
考えて自分で選択する「自己決断」の場面を多くする仕掛けを作っていたそうです。

 これは私たち、いや多くの会社や団体の組織で目指している、いわゆる「自律
型人材」の育成ではないですか!森林監督、素晴らしいです。選手たちのこの経
験は、きっと今後の人生に大きく生かされていくのでしょう。

 私の高校時代のラグビー部の監督(自分たちはミヤ爺と陰で呼んでましたが
笑)は、私たちによくこう言って檄を飛ばしてました。「お前たちは練習する時
間も限られてるし体力もない。でも考えることのできる頭があるんだからもっと
頭を使え!」と。今はもう亡き監督ですが、私にとっては、森林監督の言葉を借
りると「成長こそが高校ラグビーの価値」だと思いました。

 「練習の時は、自分は1番へたくそだと思え。試合の時は、自分が1番うまい
と思え。」。今でも胸に刻んでいるミヤ爺の言葉です。恩師に感謝いたします。