UKEblog(No.027):エデン力

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「ゴジラ-1.0」が、アメリカアカデミー賞で視覚効果賞を受賞しました。日本作品でははじめてのこと、快挙ですね。日本映画の特撮はハリウッドとは違って超高価なSFXではなく、様々なアイデアで独自の高度な撮影技術により視覚効果を実現しての受賞で、日本らしさも認められて素晴らしいと思います。映画って面白くていいですね。

 話は変わりますが、先日「ボランティア感謝会」を開催しました。宝塚エデンの園でボランティアをしていただいているご入居者へ日頃の感謝をお伝えする会です。
ボランティアという言葉はいわゆるカタカナ語ですが、ほとんどの日本人が一度は口にあるいは耳にしたことがあると思います。阪神淡路大震災がきっかけで広く認知されたとも言われていますが、文化庁によるとカタカナ語認知率97.2%で日本では3番目に高い数値となっています。(ちなみに1位は「ストレス」だそうです)

 アメリカハーバード公衆衛生大学院の研究では、週2時間以上のボランティア活動に従事する人はボランティア活動に縁のない人と比べて死亡リスクが4割程度低いことを示す研究結果が報告されています。また身体障碍リスクも低く、心の健康状態も良好であることが明らかになりました。ボランティア活動によって社会に貢献するだけでなく、本人の健康維持にも役立つことが示されたということです。
なるほど、エデンでボランティア活動をしていただいているご入居者の皆さんが本当にお元気に過ごされていることに合点です。

 宝塚エデンの園は今年の4月、開園45周年を迎えます。エデンの園の成り立ちは良好なコミュニティの形成により豊かな生活を送ることができることにあります。その大きな役割を担っているひとつにご入居者によるボランティア活動があると思います。ボランティア感謝会では、皆さまに深く感謝するとともに、エデンの園の強み、在り方、素晴らしさ、つまり「エデン力」、それを支えてくれているのがボランティアであると改めて再認識できました。
 なお、会の中でご入居者から「もっともっと「エデン力」を入居者に発信してほしい」というお声をいただきました。せっかくの45周年、これを機にもっともっと発信していきたいと思います!