職員が働きやすい職場へ――宝塚エデンの園事務所のリニューアルプロジェクトの舞台裏
職員が働きやすい職場へ――宝塚エデンの園事務所のリニューアルプロジェクトの舞台裏
「整理整頓が苦手で…」「職員や荷物が増えるたびに、場所の確保が大変で…」
そんな声が少しずつ積み重なり、宝塚エデンの園事務所はリニューアルしました。
【Before】リニューアル前の課題
かつての事務所は、以下のような課題を抱えていました。
• 職員は原則固定席で手狭。職員の変動や荷物が増えるたびに席や場所が足りず、窮屈な状態に。
• 来園者やご入居者から見える場所にあり、整っていない印象を与えてしまう。
• 建て替えを見据えた移転の必要性も浮上。
こうした状況から、「職員にとっても、ご入居者にとっても快適な環境を」という想いで、事務所リニューアルプロジェクトが立ち上がりました。
(Before)一般居室ケアサービス課・生活サービス課
(Before)運営管理課
【Project Start】「事務所リニューアルプロジェクト」
職員だけでは対応が難しいという判断から、外部の専門家を招き、現状把握と定例会を重ねながらリニューアルを進行。対象部署ごとに書類や備品の棚卸しを行い、必要・不要を徹底的に見直しました。
• 共用物品の集約化
• ペーパレス化の動き
• 仮設事務所での一時作業
• 自ら選んだ床や椅子のカラーリング、棚のレイアウト
多忙な日常業務と並行しての取り組みのため、夜遅くや休日出勤をしながら、職員一人ひとりがプロジェクトを自分事として捉えていました。
【After】リニューアル後の変化と職員の声
完成した新事務所では、多くの前向きな変化が生まれました。
• 「人から見られる」意識と「見せる美しさ」を大切にするようになった
• 部署を問わず、空いている席を誰でも使えるフリーアドレス制に
• 部署横断の打ち合わせがその場ですぐに可能に
• 動線が大幅に改善され、職員の移動がスムーズに
• 休憩室にはコーヒーやパワーナップコーナー(短時間の仮眠を取ることで心身をリフレッシュできるようにくつろげる空間)が設置され、自然と足が向く空間に
• 仕事の整理術が家庭にも波及。「家でも片付けたくなった」との声も
(After)一般居室ケアサービス課・生活サービス課
(After)運営管理課・入居者募集センター
休憩室
今回のリニューアル工事は、単なる「模様替え」ではありませんでした。
これから建替え工事を迎える宝塚エデンの園では、今後職員の連携がさらに必要となってきます。作業しやすい事務所動線、連携しやすいレイアウトなどの環境面だけでなく、今回のプロジェクトで生まれた、チームで動く連帯感を大事にしていきたいと思います。