初夏の吹き寄せ
初夏の吹き寄せ
今回の調理師おすすめメニューは、『初夏の吹き寄せ』です。じめじめと蒸し暑くなるこの時期に食欲が湧き、彩り豊かで見た目にも楽しめるお膳を用意しました。
旬の食材のそれぞれの美味しさを引き出すように調理し、温かい料理はメインの『初夏の吹き寄せ』、冷たい料理は『前菜盛り合わせ』として二皿に分けて提供しました。
『初夏の吹き寄せ』では、スズキと鶏肉から選択していただきました。どちらも柚子味噌に漬けてから焼く、「味噌幽庵焼き」です。その周囲を彩る野菜たちは、薄味の「煮浸し」と「含め煮」の他に、揚げてから出汁に漬ける「揚げ浸し」、そして濃い目の味付けでふっくらと仕上げる「田舎煮」と甘めに煮込む「旨煮」、それぞれの食材の持ち味を十分に引き出しました。前菜は、スモークサーモンとミョウガと大根おろしを塩ポン酢で和えた一品をはじめ、胡麻ダレで和えた牛肉のサラダ、シャキシャキした歯ごたえが特徴のオカヒジキ、生クリームを使った蟹風味のテリーヌと、蒸し暑さが増してくるこの季節に、さっぱりと仕上げた品を4種類盛り合わせました。
デザートには煮詰めたリンゴとパイナップルの入ったパウンドケーキを作りました。甘酸っぱいフルーツがバターの風味をいっそう引き立てる食べやすいパウンドケーキです。「種類が多く、どれも美味しかった。」「見た目も大変良かった」と多くの入居者の方々にお褒めの言葉をいただきました。
初夏の吹き寄せ
A食
B食