グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム  > 病院ブログ  > 東海4県で初の肝細胞がん治療機器「マイクロ波焼灼療法装置」を導入しました

東海4県で初の肝細胞がん治療機器「マイクロ波焼灼療法装置」を導入しました

更新日:2018年10月1日

マイクロ波凝固療法装置
(上:ジェネレータ 下:アンテナ)

当院消化器内科では、肝細胞がんの根治療法として経皮的ラジオ焼灼療法(2017年度実績:49件)を実施しております。全身麻酔下の手術に比べ合併症のリスクも低い低侵襲の治療です。
このたび、従来の経皮的マイクロ波凝固療法装置と比較して焼灼範囲などが大幅に改善された新型のマイクロ波焼灼療法装置を導入いたしました。
経皮的ラジオ波焼灼療法と比較して、少ない穿刺回数、短い焼灼時間で広範囲の治療が行えるため、患者さんへの侵襲をさらに低減し、安全な根治療法を行うことが可能になります。


■「マイクロ波焼灼療法装置」のメリット
1、短時間で大きな焼灼範囲を得られるため、治療時間が短い
2、最大42㎜程度まで焼灼可能で、また球形に焼灼できるため確実な焼灼が可能  
3、対極板を使用しないため、ペースメーカー装置患者にも治療が可能
4、安全性が高く、患者への侵襲が少ないため高齢者の方も治療が可能

*肝細胞がんは、肝炎治療の進歩により徐々に減少していますが、アルコール性、非アルコール性脂肪性肝炎由来など非B非C型肝癌の割合が増えています。当院での肝細胞がん治療は、肝切除術、マイクロ波焼灼療法、ラジオ波焼灼療法、肝動脈塞栓術、定位放射線治療、分子標的薬などを組み合わせた集学的な治療を行っています。