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受賞報告(消化器内科 海野 修平医師)


2022年7月21日

このたび、消化器内科 海野 修平医師が第142回遠江医学会で「健診細径内視鏡で発見された早期胃癌における拡大内視鏡の実際ー細径内視鏡での拾い上げからピットフォールまでー」について発表を行い、学術奨励賞を受賞しました。

海野先生に受賞のコメントをうかがいました。
「このたび、第142回遠江医学会で学術奨励賞をいただきました。明治に発足された歴史ある会での受賞に大変光栄に思います。
現在、胃がんは早期に発見することによって内視鏡治療(内視鏡的粘膜下層剥離術:ESD)で根治が得られる時代です。そのため「いかに早期に発見できるか」が非常に重要な課題です。当院は、年間200件前後と静岡県西部地区でも多くの消化管がんの内視鏡治療を実施しておりますが、ほとんどが近隣の先生方に細径内視鏡で発見され、紹介いただいた症例です。
今回の研究は、聖隷健康診断センター内視鏡センターの吉川裕之先生にご協力いただきました。健診センターの細径内視鏡で発見された早期胃がんの特徴を明らかにすることにより、早期胃がん発見のポイントを近隣の先生方と共有できればという思いで研究を行いました。また最近の胃がんは非常に分かりづらいものもあります。そのため、ご紹介病変に対する当院での精密内視鏡検査で新たに発見できる病変もございます。このような新規発見病変もご紹介することにより今後の内視鏡診療の糧にしていただけるのではと考え、発表いたしました。最後に、吉川先生が細径内視鏡検査をする際に注意している点に関しても伺い、Take home messageとして報告させていただきました。
このように地域の先生方へ情報の還元ができれば、という思いで日々内視鏡診療を行っております。その成果をご評価いただいたことに感謝申し上げます。今後も地域の方々に信頼される内視鏡センターを目指して精進してまいります。」

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