グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ

  1. 聖隷浜松病院トップ
  2.  >  Webマガジン「白いまど」

Webマガジン「白いまど」


広報誌「白いまど」のウェブ版 “Webマガジン「白いまど」”

医療情報や病院紹介を中心に、当院を身近に感じてもらえるような旬な話題を毎月1日にお届けします。
関連動画もYouTubeで配信中! 聖隷浜松病院チャンネルはこちら

【特集】おとなからこどもまで、あらゆる消化器疾患を診療「消化器センター」

消化器診療のさらなるレベルアップに向けて、2024年4月「消化器センター」を開設しました。本センターは、消化器疾患を担当するすべての診療科が密に連携することで、質の高い治療をよりシームレスに行い病気の快復を目指します。
当院の消化器疾患の診療は、成人の方には消化器内科と外科(上部消化管外科・大腸肛門科・肝胆膵外科)が、小児の方には小児科と小児外科がそれぞれ診療科ごとに行っていますが、複数の診療科で治療を行う患者さんや、小児期から成人期まで治療を続ける患者さんが増えてきています。こうしたひとつの診療科だけでは対応の難しい病気の患者さんに対して、消化器センターでは各診療科のエキスパートが専門的見地から意見を出し合い、領域横断的カンファレンスを開いて診断と治療方針を決定します。各エキスパートがもつ知識と技量をうまく組み合わせることで、患者さん一人一人に最適でより質の高い医療を安心かつ安全に提供できるよう努めてまいります。

当院の消化器診療の特長

体にやさしい(低侵襲)治療
食道・胃・大腸などの早期がんに対しては、消化器内科が内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を行います。また、外科はロボット支援下手術を含む鏡視下手術(大きく開腹するのではなく、内視鏡を挿入して行う手術)を行い、体への負担の軽い方法を標準術式にしています。

小児の消化器疾患も専門家が対応
近年、小児の炎症性腸疾患(IBD)が増えており、小児の消化器内視鏡診療の需要が高まっています。当院では消化器内視鏡専門医の資格を持つ小児科医が、これまでハードルの高かった低年齢のお子さんの検査を行っています。

文責:消化器センター長 鈴木 一史

市民公開講座 みんなで健康ゼミ

8月3日(土)に、市民公開講座「みんなで健康ゼミ」を開催します。
今回のテーマは「おとなからこどもまで 絶対に知っておきたい! おなかの病気のこと」。
4月に開設した消化器センターの医師が、消化器疾患の治療と検査等についてわかりやすく講演します。

会場にお越しいただくほか、オンライン(ライブ配信・見逃し配信)でもご覧いただけます。
ぜひご参加ください。

【診療科・センター紹介】リウマチセンター「早期関節炎外来」

一人でも多くのリウマチ患者さんが寛解※できるよう診療します

※ほとんど症状がなく関節破壊が進まない状態
関節リウマチの診断は、関節の腫れと圧痛に加え、その症状が6週間以上続くこと、血液検査でリウマチ因子や抗CCP抗体陽性、炎症反応陽性の場合に確定します。しかし近年、リウマチ因子や抗CCP抗体陰性のいわゆる「血清反応陰性関節リウマチ」の患者さんが増加しています。そこで、血清反応陰性患者さんが早期診断・早期治療を受けられるように、2024年4月に「早期関節炎外来」を開始しました。血清反応陰性の場合は診断が難しく、鑑別の必要な病気も多いのが問題ですが、当院ではレントゲン検査や超音波検査などを組み合わせて早期診断に努めています。その結果、当科のリウマチ患者さんの治療開始時期は症状出現から約3ヶ月と短く、治療開始半年後には7割以上の患者さんが寛解しています。

関節リウマチは関節の破壊が進行してしまうと元の状態には戻りませんが、関節破壊は発症から2年以内に進行するといわれています。そのためできるだけ早期に十分な治療を行うことが重要です。最近は薬剤の進歩が目覚ましく、メトトレキサートを含めた抗リウマチ薬、生物学的製剤、JAK阻害薬などの出現で、寛解とその維持ができるようになりました。
リウマチ因子や抗CCP抗体陰性であっても持続する関節炎でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

文責:リウマチセンター長 大村 晋一郎

2024年7月号(冊子)

  • 表紙・特集
 おとなからこどもまで、あらゆる消化器疾患を診療「消化器センター」
  • インフォメーション
  • 診療科・センター紹介
 リウマチセンター「早期関節炎外来」

関連リンク

アーカイブ






PAGETOP