グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ

  1. 聖隷浜松病院トップ
  2.  >  Webマガジン「白いまど」
  3.  >  2021年度
  4.  >  2月 創刊500号記念 復刻版

2月 創刊500号記念 復刻版


「白いまど」創刊500号記念 復刻版発行によせて

1977年6月創刊の「白いまど」が、45年の時を経て500号を迎えました。これを記念して創刊号復刻版を発行しました。記事と紙質・色合いは当時のものを模しました。
冒頭の『はじめに愛があった。』は創刊号の記事をそのまま掲載しました。県内初の心臓外科手術で心臓病患者さんを救いたいという当時の情熱が伝わってきます。
『病院あちこち』『病院の施設』『医療機器紹介』は、常に新しい技術・設備を取り入れ、少しでも患者さんに役立つ医療を提供したいとの思いに溢れた記事で、この伝統はその後の本誌にも引き継がれています。本号では同じタイトルで現在の情報を記載しました。
誌名「白いまど」は創刊時に公募されたものです。「病院の窓から外を見、外から病院を見、色のない話し合いをして、白衣は地域住民の医療機関の役目を果たしたい」との思いを込めたと記されており、まさに透明性が高く、隣人愛に溢れる聖隷の医療を表現しています。45年後の創刊1,000号を目指し、常に最新・最良の医療提供と開かれた病院運営を求め続ける聖隷浜松病院の現状紹介と、時々の医学情報を盛り込みながら、今後も本誌を発展させてまいります。
今月、B棟2階で“白いまど回顧展”を開催しています。本誌を通じて病院の歩みに触れるとともに、懐かしい写真をお楽しみください。

広報委員会 委員長 眼科 部長 尾花 明

病院あちこち

受付

創刊号では「外来窓口(現:受付)」でのコンピュータ導入記事が掲載されています。1日約1,000人の外来患者さんの会計待ち時間を減らすための優しい心遣いが感じられる記事です。受診数が約1,600人に増加した現在も、患者さんに寄り添う姿勢は変わっておらず、本号ではその思いをお伝えします。

C棟1階受付

私たちは、初診や紹介患者さんの受付や保険証確認、さらには面会案内、文書受付、院内施設の案内、駐車券交換、忘れ物管理などの業務を通じて、患者さんが来院から帰院まで安心して医療を受けられるようにサービスを提供しています。患者さんに寄り添う気持ちを忘れず、今はマスクを着用していても、マスクの下は笑顔で、思いやりをもって接するようにいつも心がけています。
2021年10月からマイナンバーカードを健康保険証として利用できるようになりました。新システムを積極的に導入するなど、患者さんに少しでも気持ちよく受診していただくにはどうすればよいかを考えながら、職員一同、日々職務に励んでいます。

病院の施設

創刊号では「人工腎臓センター(現:腎センター)」が紹介されています。当時は1階にあり、20床のベッドからは南面に広がる窓外の花いっぱいの道路や学校が眺められると書かれていました。現在はA棟8階に移転し、57床に拡充されました。窓からの眺めは格別で遠く富士山も望めます。その腎センターが2018年まであったS棟が生まれ変わります。

2023年春の竣工に向け、新S棟建築工事が始まりました。新S棟では地下1階と1階に患者さん用駐車場ができ、駐車場不足の緩和が期待されます。3階のアイセンターは手術室3室を併設し、眼科・眼形成眼窩外科診療を行います。4階は感染対策を強化した病棟になります。また、秋頃にはA棟、B棟、C棟、S棟、PETセンター、医局管理棟のすべてを繋ぐ改修工事が完了し、移動が便利になります。
工事中は騒音や振動等でご迷惑をおかけしますが、地域医療の中核病院としての機能強化をさらに目指してまいりますので、何卒、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

医療機器紹介

創刊号では「県下で初めて脳障害の症状が正確に診断できる、コンピュータ利用の『C.T.』を導入しました」として、当時は珍しかったCTが紹介され、毎日10名の検査をしていると書かれています。現在は1日に約150件です。この45年で医療は大きく進歩しました。現在の最新医療機器を紹介します。

手術支援ロボット「ダビンチ」

術者が遠隔で(患者さんと離れた場所から)、内視鏡画像を見ながら複数のロボットアームを操作し、アーム尖端に装着したハサミやピンセットを使って患部を治す手術です。高精細画像による病巣確認とロボットアームの細かな動きで正確かつ効率的な手術が行えます。

【対応疾患】泌尿器科:前立腺がん・腎がん、婦人科:子宮筋腫・子宮体がん、大腸肛門科:直腸がん、上部消化管外科:胃がん、呼吸器外科:縦隔腫瘍・肺がん

サイバーナイフ(放射線治療装置)

ロボットアームを用いた高精度と自由度を兼ね備えた次世代の定位放射線治療装置です。さまざまな角度からピンポイントで病巣に放射線を照射でき、従来は治療の難しかった症例も治療できます。入院の必要がなく外来通院での治療が可能なため、仕事を続けながらでも治療を受けることができます。

【対応疾患】頭蓋内疾患、頭頚部疾患、体幹部疾患(肺がん、肝がん、前立腺がんなど)、脊椎・脊髄疾患など

2022年2月号(冊子)

創刊500号記念復刻版発刊によせて
はじめに愛があった。
病院あちこち
病院の施設
医療機器紹介
インフォメーション

PDFファイルをご覧になるためには、AdobeReader® が必要です。パソコンにインストールされていない方は右のアイコンをクリックしてダウンロードしてください。


PAGETOP