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7月 救命救急センター 



【診療科・センター紹介】救命救急センター

立ち眩みをする男性と涼しい環境で過ごす男性のイラスト

夏到来!熱中症を知って、予防しよう

熱中症は『暑い環境で過ごした後の体調不良』の総称です。
めまい、立ちくらみ、筋肉痛、こむら返りなど比較的軽い症状から、頭痛、嘔吐、倦怠感、意識障害など重い症状まで、さまざまです。

どんな人が熱中症になりやすいの?

こんな方は熱中症になりやすいと言われていますのでご注意を!
  1. 高齢(80歳以上)
  2. 心疾患
  3. 高血圧
  4. 糖尿病
熱中症になる高齢者の特徴
  1. 厚さを感じにくい
  2. 普段から厚着をする
  3. トイレに行くのを嫌って水分補給を怠る
  4. エアコンを使用しない
屋内でも発症し重症化する例も多いです。
高齢者は自分では熱さや体調の変化に気づきにくく、対策が遅れがちです。

どうすれば、熱中症を防ぐことができるの?

熱中症は予防が大切です。次のことに気をつけましょう。

1、水分補給
最も大事。のどが渇く前に早めに水分補給。水分だけでなく塩分も失われるので薄めのスポーツドリンク、食塩を加えた水を補給しましょう。梅昆布茶や味噌汁でも塩分補給ができます。
2、暑い時に無理な作業はしない
草むしりなども短時間だけにする。頑張りすぎない。
暑い時に無理な作業はしない
3、急な暑さに要注意
梅雨明けなど体が慣れていないときに起こりやすい。
4、薄着
高齢者は厚着に注意。普段から薄着をするように努めましょう。

こんな時は要注意! 熱中症の対処法

1、作業、運動後にめまいや一瞬気が遠くなる(熱失神)、運動後に手足や腹筋がつる(熱けいれん)
涼しい場所に移動してスポーツドリンクなどで水分と塩分を補給しましょう。
2、倦怠感、脱力感、めまい、頭痛、嘔気、嘔吐(熱疲労)
まず涼しい場所に移動して、水分を補給し、濡れたタオルで体を拭いて体温を下げましょう。
3、水分が摂れない
病院で点滴が必要です。応答が鈍い、言動がおかしい場合(熱射病)は、熱で脳や臓器が障害を受けています。すぐに救急車を呼び、濡れたタオルで体を冷やして体温を下げましょう。

文責:救急科 主任医長 諏訪 大八郎

2019年7月号(冊子)

2019年7月号「白いまど」表紙画像

  • 表紙・特集
    聖隷浜松病院 第50回 病院学会 市民健康セミナー 
    健康な目はあなたの寿命を延ばす!
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