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5月 脳神経外科



【診療科・センター紹介】脳神経外科

頭の血管の病気があると言われたら?

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など頭の血管の病気を「脳卒中」と呼びます。内科的な治療や開頭、脳血管内手術が行われ、当院では神経内科の先生と協力して脳神経外科の合同チームで治療にあたっています。
最近、脳ドックなどでMRI検査を受ける機会が増えたため、病気を発症する前に、頭の血管の異常が見つかることが多くなりました。そのため発症前に、血管の異常を治療することができるようになっています。

未破裂脳動脈瘤

開頭クリッピング術イメージイラスト

1.開頭クリッピング術

くも膜下出血の原因となる頭の中の血管にこぶができる病気です。脳ドックや頭部をぶつけた時の画像診断で偶然見つかる機会が増えてきています。一般的には100~150人に1人はあると言われており、2~3mmの大きさではMRI検査で経過を見ていきます。また、それ以上の大きさや形が不整であった場合には、くも膜下出血の発症予防のため治療を行っていくことができます。
治療法は大きくわけて、頭をあける1開頭クリッピング術と2カテーテルによる脳血管内コイル術の2つがあります。
頭を切らなくていいところから、2のコイル塞栓術を選ぶ方が増えてきており、当院でも積極的に治療を進めています。さまざまな器械が開発されてきており、難しい形の動脈瘤もより安全に、血管内のカテーテルの治療で行われるようになってきています。

カテーテルによる脳血管内コイル術イメージイラスト

2.カテーテルによる脳血管内コイル術

頸動脈狭窄症

首の血管の狭窄も食事の欧米化に伴い、増加しています。頸動脈エコーの検査やMRI検査で偶然見つかることもあります。程度が強ければ、詰まる前に治療を進めていきます。
頸動脈狭窄症も、脳動脈瘤と同様、手術による治療と、血管内による治療を選ぶことができます。患者さんの病態など、さまざまな状況を組み合わせて血管内治療を行うことができます。

文責:脳神経外科 医長 林 正孝

2019年5月号(冊子)

2019年5月号「白いまど」表紙画像

  • 表紙・特集
    わが街で健康に暮らす 9習慣が長続きしません・・・
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    脳神経外科

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