グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ

  1. 聖隷浜松病院トップ
  2.  >  診療科・センター・部門
  3.  >  救急・集中治療科 救命救急センター

救急・集中治療科 救命救急センター


病院の総合力を活かして高水準の救急医療、集中治療を中心とした急性期の総合診療を提供します


救命救急センター長 救急・集中治療科部長:土手 尚

救急・集中治療科では、救急専従医10数名と初期臨床研修医数名が救急患者さんの初期診療や重症患者さんの集中治療にあたっています。救命救急センターとして、24時間体制で高度な救急医療を提供する使命を担い、他の診療科や医療職と協働して診療を行っています。
トリアージシステムを導入し的確な救急診療に努めておりますが、より重症で緊急度の高い方の診療を優先するため、状況によりお待ちいただく場合がございます。何卒ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

  • 当科で研修、勤務をしていただける常勤医、専門医研修医を随時募集しています。
    詳細は以下のリンクからご覧ください。

特色ある診療

救命救急センター

救命救急センターとは、すべての重篤な救急患者さんに対し高度な救急医療を24時間体制で提供する部門です。2010年5月に指定を受け、浜松市の救急医療の要としての役割を担うようになりました。
救急医療を求めるすべての患者さんに対応できるよう、全診療科の医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士、薬剤師などの専門スタッフが総力を挙げて治療にあたります。また、総合周産期母子医療センターを併設する救命救急センターとして、母体および小児救急医療にも力を入れています。
救命救急センターは、救急外来(ER)、血管造影室が隣接したICU 12床、救命救急病棟 18床で構成されています。また、C棟屋上にあるヘリポートと直結しており、ドクターヘリで搬送された患者さんにも迅速に対応することが可能です。
医療の提供に加え、当センターでは消防署からの依頼を受け、救急救命士などに対する教育・指導にも積極的に取り組んでいます。

ER

ERとは、Emergency Room(救急外来)の略です。
当院のERには64列のヘリカルCTやレントゲン撮影室が完備されており、専用エレベーターで上階の手術室・血管撮影室・ICU・総合周産期母子医療センターに直結しています。
小児から高齢者まで、軽症から重症まで、内科疾患から外傷まで、あらゆる救急患者さんの診療を行っています。初期対応時に専門科の医師による治療が必要と判断した場合は、速やかに各科へ引き継ぎ治療を継続します。ERで治療が可能な患者さんには当日必要な処置や投薬を行い、その後の通院治療へとつなげていきます。また、ERでは限られた人員・検査・時間の中で診断を行い治療方針を決定しています。細心の注意を払って診療を行っておりますが、正確な診断に至らない可能性もあります。それを補うために、後日改めて診察を行う再診外来を設けています。また、ERで縫合などの処置を行った傷についても再診外来で治療を継続します。

トリアージシステム

「トリアージ」の語源は、「選別」を意味するフランス語に由来します。トリアージとは、限られた人的・物的資源の中で最大多数の傷病者に最善を尽くすために、緊急度・重症度・予後を考慮し傷病者の治療優先順位を決定することです。限られた医療資源のもと、できるだけ多くの命を救うことを目標としています。
当院では、災害時のみならず日常の救急外来診療においても、緊急度判定支援システム「JTAS(Japan Triage and Acuity Scale)」に基づきトリアージを行い、緊急対応が必要な患者さんに迅速かつ適切な治療を提供できるよう努めています。

ICU

ICUとは、Intensive Care Unit(集中治療室)の略称です。ICUには、多発外傷・熱傷・重症感染症・中毒などで救急搬送された重症患者さんのほか、大手術後の患者さんや急変した入院患者さんなどが入院しています。
当院のICUでは、集中治療の専門家(集中治療専門医)である救急・集中治療科の医師が全身の臓器を横断的に診る視点を持ち、個々の患者さんの社会的背景や人生観も考慮した濃密な診療を行っています。また、世界標準の医学的知識や技術を駆使し、最適な治療にあたっています。

RRS

病院内で患者さんの急変が起こった場合は専任のスタッフと共に救急・集中治療科医師が現場に駆けつけ、迅速な対応を行うRRS(Rapid Response System)の活動を担っています。

主な設備

救命救急センターの屋上にヘリポートを設置しており、広域からの重症患者搬送に対応しています。救急外来の初療室には複数台の超音波検査機と64列のヘリカルCTを設置しており、重症患者さんに迅速な画像検査を行い診断につなげています。また、血管造影室や手術室とは重症患者搬送専用のエレベータでつながっており、脳血管疾患、心血管疾患、重症外傷などでは速やかに血管内治療や外科手術を開始できます。緊急度の高い状況では初療室での外科手術も行える設備があります。

お願い

救急・集中治療科 救命救急センターは、常時複数の臨床研修医が在籍し診療に携わっています。また、病院実習中の医療系学生や救命救急士などが診療に同席させていただくことがあります。上級医師の指導・監督のもと、診療の質を十分に担保した上でこれらの活動を行っておりますので、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

学会認定

  • 日本専門医機構・日本救急医学会聖隷浜松病院救急科専門研修プログラム認定
  • 日本集中治療医学会専門医研修施設

医師紹介/実績紹介

PAGETOP