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5月 DX化で変わる外来受診/施設課/情報システム室


【特集】DX化で変わる外来受診-利便性の向上から診療の質向上をめざして-

医療の世界のデジタル化は、他分野に比べて遅れていると言われています。「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」とは、デジタル技術の活用によって問題を解決し、より良いものを生み出すことです。
現在の医療現場では、混雑と待ち時間、さまざまな手続き、医療者の人手不足、重複診療などの問題がありますが、これらを解決する決め手がDXです。当院の外来受診におけるDX化を例に見てみましょう。

外来受診「DX」の取り組み

【来院前】SEIREIアプリ

さまざまな治療や検査に関する説明動画を、ご自宅でも視聴することができます。受診前に見ることで予備知識が得られ、落ち着いて診察を受けていただけます。駐車場の空き情報もリアルタイムで確認でき、とても便利です。
【受付】再診受付機

再診の方は「再診受付機」に診察券を通すだけで受付完了です。
(初診の方・紹介状をお持ちの方は1受付にお越しください。)

<受診科がわからないなどお困りのときは・・・>
1受付横のインフォメーションへお声がけください。
【保険証確認】顔認証付カードリーダーでのマイナ保険証認証

2024年12月に健康保険証の新規発行が終了し、マイナンバーカードを健康保険証として利用するマイナ保険証に移行されました。マイナ保険証を利用すれば、紙の認定証がなくても、高額医療制度を利用することができます。さらに、診療情報の提供に同意すれば、これまでの処方歴や特定健診結果などの情報が生かされ、重複投薬防止や精度の高い診断・治療選択に役立ちます。

※高額療養費制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払った額が、月の上限額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。従来は、医療機関・薬局の窓口で一度全額を支払った後、支給申請書での払い戻しを受けるか、事前に「限度額適用認定証」の申請が必要でした。

<利用方法>
  1. マイナンバーカードを顔認証付カードリーダーのカード読み取り口に置く。
    ※カバー等は外し、顔写真を表にして縦向きに。
  2. 認証方法を選択し、本人確認をする。
  3. 案内に沿って情報提供の同意可否を選択。
  4. 認証完了。
【診察前】初診の電子問診(一部診療科を除く)

必要な項目について、電子問診で重点的に掘り下げて問診します。 医師の電子カルテ記載時間が短縮され、その分を診療に充てたり、待ち時間減少に繋げることができます。
※今後は来院前にご自宅等で前もって回答いただけるよう準備中。

<利用方法>
  1. 各外来受付で、専用のタブレット型端末をお渡しします。
    ※ご自身のスマートフォンをご利用いただくことも可能。
  2. 表示される質問に回答し、受付に提出。
【お支払い】自動支払機

外来受診のお支払いは自動支払機をご利用ください。

患者さんの受診に関わること以外にも、院内スタッフ・他施設とネットワークによる情報共有など業務効率化と医療の質向上への取り組みが進んでいます。新しいことをするのは億劫に感じてしまいがちですが、利用者さん・スタッフ一緒に「医療DX」に取り組んでいきたいと思います。

文責:外来医事課 竹田 由加子

【診療を支えるスペシャリスト】施設課

安全な療養環境の提供を目指して

施設課の業務は、[電気・通信・空調・給排水衛生・医療ガス・防災・監視制御・搬送・エネルギー管理]などの設備管理のほか、院内の清掃、リネン、廃棄物管理や、救急車の運転も含めた車両管理など多岐にわたります。そのため、さまざまな知識や技術・経験が必要となり、特別な資格を持ったスタッフも多数在籍しています。
また、当院は災害拠点病院に指定されており、病院の設備は災害時においても安全であることと、確実に運用することが求められているため、日々、点検・整備を行っています。利用者さんが安全・安心に過ごしていただける環境の提供を目指し、日々病院の建物・設備の維持管理を行い、24時間365日体制で対応できるように取り組んでいます。
文責:施設課 青葉 真史(写真前列中央)

【診療を支えるスペシャリスト】情報システム室

医療を支える縁の下の力持ち

私たちは病院の情報システムの管理・運用を専門に行っています。電子カルテや医事会計システムなど院内における多くのシステムの導入・保守、ネットワーク構築、データ分析など、幅広い業務を担当しています。たとえば医療の質と効率を高めるため、最新のICTを活用し、安全で使いやすいシステム環境の提供に努めています。また情報セキュリティの強化にも力を入れ、患者さんの大切な情報を守りながら、医療と技術の両面から病院全体をサポートしています。
日々の保守業務やトラブル対応はもちろん、診療報酬改定への対応や統計資料の作成など、縁の下の力持ちとして患者さんに最適な医療を提供できるよう奮闘しています。
※ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)デジタル化された情報をインターネットなどの通信技術でやりとりすること。
文責:情報システム室 山本 真司(写真前列左から2番目)

2025年5月号(冊子)

  • 表紙・特集
    DX化で変わる外 来受診
  • インフォメーション
  • 診療を支えるスペシャリスト
    施設課
    情報システム室

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