9月　てんかんセンター

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【診療科・センター紹介】てんかんセンター
てんかんセンター市民公開講座
2023年9月号（冊子）

【診療科・センター紹介】てんかんセンター

てんかんの現状と対策　～明確な診断、適切な治療への道～

てんかんは、脳神経細胞の一部が一時的に異常な電気活動を示し、突然の発作を引き起こす神経系の疾患です。その表現はさまざまで、意識消失、全身性けいれん、意識減損（奇行と捉えられることがあります）や小児期などはスパズム^※などがあります。この病状は、時に生活を大きく制約することもあります。小児期に発症することが多いですが、最近は高齢者人口の増加に伴い高齢発症のてんかんも多く、診断・治療は非常に重要となります。しかしながら、その診断は時として難しく、間違った解釈や治療方法が選ばれることもあります。
てんかんセンターでは、2023年4月から小児神経科の沼本真吾医師も新たに加わりより充実した診療を提供しています。

※筋肉が意図せずに収縮すること

今回、「てんかんの現状と対策」をテーマに市民公開講座を開催します。講座では、てんかんの曖昧な診断を避け、明確な診断と適切な治療について深く探求します。特に、小児期発症のてんかんについて、診断・治療が十分に行われていない現状を改善するべく説明をします。加えて、失神や一過性意識消失についても取り上げます。これらの症状が深刻な疾病の前兆である可能性を念頭に、曖昧な解釈を避けることが重要です。
この講座を通じて、てんかんについての理解を深め、適切な治療への道筋を示すことを目指したいと思います。皆さんのご参加を心からお待ちしています。

文責：てんかんセンター長　藤本礼尚

てんかんセンター市民公開講座

「てんかんセンター市民公開講座2023（オンライン）」を開催します。
今回の講座では「てんかんの理解と対策」をテーマに、てんかんの曖昧な診断を避け、明確な診断と適切な治療について深く探求します。特に、小児期発症のてんかんについてもわかりやすくご説明しますので、患者さんや保護者の方やもちろん、教員のみなさまにもぜひ視聴いただきたい内容になっています。
視聴期間中、お好きな時間に何度でもご覧ください。

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