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うれしい想い、絵にのせて アイセンターで「ひさよしの絵画展」


2023年11月15日

母照子さん(左)と尾花医師(右)

当院で生まれ、当院眼科に通院している松井 久悦(ひさよし)さんの心動く瞬間を絵にのせた「ひさよしの絵画展」が、11月10日(金)から当院S棟3階アイセンター待合で展示されています。

ひさよしさんの“うれしい想い”“感動”などの、心動く瞬間を表現した6作品を展示。
2007年の選抜高校野球大会で常葉菊川高校が優勝した際の町田友潤選手との交流を表現した「町田さんとぼく」や、デンマーク牧場(袋井市)に行った経験を題材にした「たのしい牧場」などが並ぶほか、それぞれの作品には“絵に込められた想い”もあわせて展示しています。

「出会いから...再会へ。ー 安倍川 ー」(左)と「町田さんとぼく」(右)

ひさよしさんは現在、障がいを持つ方のための就労支援施設で働く傍ら、クラブ活動は美術を選択し、絵画制作にも精力的に取り組んでいます。
展示などの活動を行う、母照子さんは「ひさよしが成長とともに感じたことを、サインペンやカレンダーの裏紙などの身近な画材を使い、気持ちが乗った瞬間を表現しています。」とおっしゃっています。
【尾花医師のコメント】
ー おもいのまま描く ひさよしの絵の世界 ー ひさよしの絵画展

よし君は話をするのが得意ではありません。デンマーク牧場で出会った動物との楽しい思い出や、初めて見たベイブリッジの感動をうまく言葉にできません。そんなよし君が唯一、自分の気持ちを表現できるのが絵です。ここに展示した作品は、よし君が心を動かされたことをお母さんに伝えたくて描いたものばかりです。
よし君は画用紙に描くのが得意ではありません。それは、手首を動かしにくいからです。でも、カレンダーのツルツルした紙にサインペンなら上手に描けます。展示作品もカレンダーの裏に描いたものです。日常の暮らしの中で、お母さんと話をするように絵を描く姿が目に浮かびます。
眼を紙にくっつけるようにして絵を描くよし君を心配したお母さんがアイセンターに診察を受けに来られた時、診察室にある物を興味深そうに、食い入るように見ている姿に、ふと、彼がどんな絵を描いているのかが気にかかりました。そこからよし君の絵に出会い、特に、独特の黄色の色使いに感銘を受けました。よし君とお母さんの対話を楽しむつもりでご覧ください。
本展示は、お母さんのご厚意によるもので、展示作品は原画を忠実に再現したものです。
アイセンター長 尾花 明

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