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がん教育


日本人の2人に1人は生涯でがんになると言われており、身近な人ががんになることは珍しいことではありません。文部科学省において、がん教育が学習指導要領に位置づけられ、小学校、中学校、高等学校などで授業が行われるようになりました。子どもの頃から、命と健康の大切さについて学び、予防を含めたがんに関する正しい知識を得ることを目標としています。健康的な生活習慣を身につけ、さらには、がん及びがん患者さんに対する正しい理解を深めることが重要です。
がん教育の実施にあたり、がんに携わる医療従事者(医師、看護師、薬剤師など)やがん患者・経験者等の外部講師を活用し、がんの正しい知識やがん患者・経験者の声を伝えることが重要とされています。当院でも学校や教育委員会と連携し、がん教育を行っています。

2022年度

10月31日(月)浜松工業高等学校

10月31日(月)に浜松工業高等学校にてがん教育を行いました。1年生と3年生の皆さんに「がんについて正しく理解できるようになること」「健康と命の大切さについて主体的に考えることができるようになること」「今日のお話の内容をご家族などに報告できるようになること」を目標に、体育館にてお話を聞いていただきました。

乳腺科の吉田雅行医師と緩和医療科の山田博英医師が講師を務め、がんの基礎知識や予防、最新の治療情報から、がん患者さんの心の変化や望んでいること、どのように接すればよいだろう等についてお伝えしました。
途中のクイズも交えてのお話でしたが、生徒の皆さんは積極的に参加にいただきながら、しっかりとお話を聴いていてくれた姿がとても印象的でした。事後アンケートでも「がんについて考えるきっかけになりました。家族とも話し合いたいと思います。」「がんに対する考え方が変わりました。日頃から健康管理に気を遣って元気に過ごしていきたい。」などの感想をいただきました。

2021年度

11月5日(金)佐鳴台中学校

11月5日(金)の暖かな日に佐鳴台中学校にてがん教育を行いました。
中学2年生のみなさんに「がんについて正しく理解すること」「健康と命の大切さについて主体的に考えることができるようになること」「今日のお話の内容をご家族などに報告できるようになること」を目標に、体育館にてお話を聞いていただきました。

乳腺科の吉田雅行医師が講師を務め、がんの基礎知識や予防、サポートについてお伝えしました。途中のクイズ問題では、生徒の皆さんが積極的に参加してくださいました!
事後アンケートでも「今までよりも生活習慣に気をつけ、対象年齢になったらがん検診を受けたいと思った」「家族にも今日学んだことを話してがんについての関心、理解を深めていきたいと思います」などの感想をいただきました。

10月25日(月)佐久間中学校・浜松湖北高等学校佐久間分校

木々が少し色づき始めた10月25日(月)に佐久間中学校にてがん教育を行いました。中学生のみなさんと浜松湖北高等学校佐久間分校の高校生のみなさんにもお話を聞いていただきました。換気などの感染対策を行い、体育館にて対面で実施できました。

乳腺科の吉田雅行医師が講師を務め、事後アンケートでは「今まで漠然とがんは怖いなと思っていましたが、お話をきいて生活習慣に気をつけて、ちゃんと検診を受けるようにしたい」「自分自身はもちろん、自分の大切な人を守るためにもがんについての正しい知識をつけ、今後の生活に活かしていきたい」などの感想をいただきました。

2020年度

3月10日(水)浜松市立中郡中学校

3月10日(水)に中郡中学校でがん教育を行いました。新型コロナウイルスへの感染対策として、放送室からのリモート授業となりましたが、各教室では卒業間近の3年生132名と2年生146名が聴講しました。
3年生にとって中学校生活最後の授業となりましたが、各教室で真剣にお話しを聞いている姿が印象的でした。

講師の吉田医師から、がんのしくみや予防についてのお話があり、事後アンケートでは「自分の将来に役立つ情報を得ることができた」「たばこを避ける生活習慣を身につけたい」「一度の人生、ひとつの命を大切にしたい」「家族と話し合いをして、家族ががんにならないようにしていきたい」などの感想をいただきました。

10月20日(火)静岡市立高校

10月20日(火)に静岡市立高校でがん教育を行いました。特別講義として参加希望者を募り、38名の生徒の参加がありました。

当日は乳腺科吉田雅行医師が「伝えておきたい『がん』のお話〜現場、病院医師が何でも答えます〜」と題して講師を務めました。生徒のみなさんは非常に熱心に聴講され、事後アンケートでも、「がん検診を受けれる年齢になったら絶対に受けたい」「私たち自身が情報を発信していかなければならないと思った」など、とても能動的なコメントが寄せられました。

2019年度

9月26日(木)聖隷クリストファー高校

9月26日(木)に聖隷クリストファー高校で1年生を対象とした「がん教育」を行いました。
国は「がん対策基本法」において学校におけるがん教育の推進を明記し、文部科学省はがん教育の全国展開を図っており、浜松市でも今年度からがん教育推進事業が始められています。
そんな中で、聖隷福祉事業団では関連する高校へ、大学とがん診療連携拠点病院とで連携し、昨年度よりがん教育を進める活動を始めました。

今年度は当院が担当となり高校1年生を対象に授業を行いました。
当日は講師を当院乳腺科部長、吉田雅行医師が務め、「がん」を通して、健康と命の尊さと大切さを考え、健康との向き合い方に関する正しい理解を深めてもらうことや、がんと向き合う人々への理解を深め自分はどう接することができ、自分はどう生きたいか等を伝えました。
約300名の生徒さんは、皆、熱心に聴いてくれ、「がんについて正しい知識を学ぶことが出来た」「命の大切さを感じた」「がんを他人事でなく自分のこととして予防をしていきたい」等たくさんの感想をいただきました。
今後も当院はがん診療連携拠点病院として、若い世代に健康と命の大切さ、「がん」の正しい知識を発信できるよう「がん教育」の取り組みを行っていきたいと思います。
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