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当院が目指すがん診療


ごあいさつ

腫瘍治療においては、診療科を横断した医療が必要であると考えられることが少なからずある中で、以前は各診療科独自の治療に任され、総合的な治療に支障をきたすことがありました。そこで今までの当院の腫瘍治療の再評価を行い、その結果、診療各科及び腫瘍治療に関連するさまざまな分野との連携をスムーズに行い、かつ治療の質を向上させることを目標に腫瘍治療センター(現「がん診療支援センター」)を2003年8月に設立しました。2008年4月には名称をがん診療支援センターと改め、組織の改革を行いました。
センターでは院内の医師、看護師、薬剤師等のみならず、診療所及び訪問看護ステーションなど腫瘍に関連する院外の皆さまとも連携し、複雑で多岐にわたる問題を抱える患者さんに少しでもお役に立てることができるよう考えています。
日本の死亡率第一位であるがんの治療を、地域の皆さまが安心して任せられる病院になることは地域医療支援病院としての責務であると考え診療してきました。これらの活動が認められ、2005年1月には「地域がん診療拠点病院」(現「地域がん診療連携拠点病院」)に認可されました。
また、地域がん診療連携拠点病院の更新に伴い、地域の皆さまと今後ますます連携を深め充実したセンターに育てていきたいと思っています。

がん診療支援センター
センター長:中山 理

当院が目指すがん診療とがん診療支援センターの役割

●がんの集学的治療、高度専門医療、低侵襲性治療を推進します
●妊よう性の取り組み(がん生殖)を実践します
●緩和ケア、支持療法を推進します
●新規抗がん剤に対するがんゲノム医療を推進します
●小児及び若い世代(AYA世代)のがん患者さんの支援体制を充実させます
●キャンサーボード*1を開催し、患者さんそれぞれの病状や社会的背景に応じた最適な治療法を検討します
 *1 担当診療科の医師の他、診断や治療にかかる知識や技能を有する医師、その他の医療スタッフも参加し、患者さんの病状や社会的背景に応じた治療方針を検討すること
●一般市民の方へがん診療に関わる公開講座を開催します
●がん診療に関わる相談を充実させます
 -相談体制の充実と患者さんたちが語り合う場を設けます
 -がん患者さんの就労を支援します
 -がんの親を持つ子どものケアを実践します
●院内がん登録、全国がん登録、予後調査を推進します
 -診療実績の公開
●がん検診の普及啓発と検診率向上に取り組みます
●新しい治療薬、治療法の開発と実用に取り組みます
 -臨床研究の推進と治験の活性化
●学校や教育委員会と連携し、地域や学生に向けたがん教育を推進します
●医師、医療従事者(コメディカル)の育成をします
 -専門職への研修会・ライセンス取得への支援・研修会、各種勉強会、検討会の企画運営
●がん診療に関わる医師にがん緩和ケアの基本的研修を行います
●退院支援と在宅ケアを充実させます
●地域連携クリティカルパス(私の治療計画表と私のカルテ)を運用します
●近隣の医師会や診療所、地域の訪問看護ステーション、調剤薬局や行政との連携を強くしていきます
●認定がん医療ネットワークナビゲーター*2育成の支援を行います
 *2 患者さんとご家族をがん相談員につなぐ人のこと
当院は、がんの診療に関する情報を、静岡県がん診療連携協議会や県西部がん診療連携拠点病院連絡会、院内での関係する多職種による会議において、共有並びに相互評価を行い、質の高い医療を提供できるよう、分野・施設の連携を推し進め、具体的な方略を立て、実践していきます。
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