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麻酔科


手術室内の安全性確保、24時間迅速対応で、質の高い麻酔・手術医療を提供することが使命です


部長:鳥羽 好恵

高度急性期医療を担う当院では11,943件(2022年度実績)の手術を行っています。そのうち6割超にあたる7,695件(同)の手術で麻酔科が麻酔管理を行っています。
麻酔科医は手術中の麻酔管理だけでなく、手術前・中・後の全身管理、すなわち循環管理(血圧や脈拍、尿量など心臓や血液の流れを整える)、呼吸管理(体の中に十分な酸素を送り込むための環境を整える)、疼痛管理(痛みを和らげる)等に対応します。
安全な手術室を確保するには、麻酔科医だけでなく執刀医・看護師・臨床工学技士・薬剤師・放射線技師など、手術に携るさまざまなスタッフのチーム力が不可欠です。スタッフ間の序列や垣根を取り除いた、オープンで良好なコミュニケーションによって手術室チーム一丸となって安心安全な環境をつくっています。

特色ある診療

心臓血管手術の麻酔

当院では心臓血管麻酔専門医(5名在籍)を中心に、新生児・小児から成人・高齢者までを対象とした多様な心臓血管外科手術の麻酔に対応しています。心臓血管外科手術の麻酔だけでなく、その専門的知識と経験を一般麻酔にも応用することで、手術室全体の安全性向上に寄与すべく日々の臨床麻酔活動を行っています。また術前外来に心血管系のご病気をお持ちの患者さんが来られた時には、心臓血管麻酔専門医が外来担当医をサポートできる体制をとっています。

総合周産期母子医療センターの麻酔科

当院は総合周産期母子医療センターに指定されています。胎児救急や母体救急救命疾患などへ、遅滞なく麻酔を提供できるよう努めています。特に母体生命を脅かし得る産科大出血症例に対し、迅速に対応できる体制をとっています。新生児期の手術も行われており、新生児科とコミュニケーションをとりつつ、その児の状態に適した麻酔を行っています。

こどもの麻酔

当院では、小児外科、心臓血管外科、小児脳神経外科、耳鼻科、整形外科、形成外科等で小児患者さんへの手術が多数行われています。親子同伴での麻酔導入により、親子ともにできるだけ不安のない麻酔の提供に努めています。また、近年普及の著しい超音波ガイド下末梢神経ブロックを小児症例にも積極的に適用し、できるだけ痛みのない周術期管理を目指しています。

超音波ガイド下末梢神経ブロックによる鎮痛

近年、麻酔領域では超音波ガイド下末梢神経ブロックによる術後鎮痛が急速に普及しています。当院でも、四肢の手術や硬膜外麻酔が困難な開腹手術・開胸手術に積極的に施行し、できるだけ痛みが少なくなるよう努めています。

医師紹介/実績紹介

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