てんかんセンターで初診を受けられる患者さんへ

てんかん診療（初診）においてもっとも重要なのが、患者さんの症状を細かく聞き取ること、また患者さんの表情が病状を把握する材料となり、的確な診断、今後の治療方針に大きく寄与します。来院して初診時に問診を行いますが、多くの初診・再診の患者さんを診察する時間の関係で十分な（生活面まで踏み込んだ）聞き取りができなかったり、また、患者さんやご家族が病院という環境での緊張などで医師に伝えたいことが十分に行えないことが少なからずあります。
てんかん専門医として、患者さんからできる限り多くの情報をいただき、より的確な診断・治療ができることを目指しております。
てんかんセンター長　藤本礼尚

初診来院前のお願い

初診来院前に、てんかん発作の状況や相談したいことを事前に伝えたい順に整理をしておくと、限りある診療時間を有効に使うことができます。

病気や発作のこと（発作回数発作抑制満足度、他）
発作が起こったときにまわりにいた方からの情報
（患者さんの痙攣の状況、顔色や表情、話し方や雰囲気、その他情報を詳しく）
お薬のこと（内服状況、頓服利用回数副作用の発生状況、他）
日常、社会生活で困っていること、不安なこと

初診来院前のオンラインによる医療相談も承ります

当院では、診療開始前にオンライン相談を行っています。
オンライン相談では、「当院ではどんな治療が受けられるか」「患者さんがどんな治療を希望されているか」「どんなことに困っているか」などを、30分程度かけてご説明、聞き取りさせていただきます。
オンライン相談では、充分な時間をとってお話ができ、患者さんやご家族は自宅などのリラックスした場所で実施できます。また、マスクを外した状態で安心してお互いの表情を見ながら会話ができることができます。このオンライン相談については、健康保険適用外となり、30分につき11,000円をご負担いただきます。
オンライン相談はあくまで患者さんの自由意志によりご選択いただくものです。オンライン相談を受けずに診療を開始することも可能です。また、オンライン相談を受けた結果、当院での診療を選択しないことも可能です。

てんかん・希少神経難病に関するオンライン相談

てんかんセンターで初診を受けられる患者さんへ（PDF ファイル 0.95MB）