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口腔外科


歯科医師の立場から口腔・顎顔面機能の改善・回復の役割を担います


歯科部長:竹内 啓人

口腔は消化管の入り口であり、呼吸器の一部でもあります。また栄養を摂取する以外にも、しゃべる、咬むなどさまざまな機能があり、当科はこの顎口腔の機能を維持・改善する診療科です。
一般の歯科医院では行わない、口腔・顎骨の腫瘍や嚢胞、顎変形症、顎・顔面外傷、顎関節疾患、口腔粘膜疾患などを対象としています。急性炎症や外傷など、急ぎの受診にも可能な限り対応したいと考えています。
頭頸部センターの併設による協力体制もあり、幅広いニーズに応えていくことを目標としています。

特色ある診療

口腔外科と矯正歯科医が常勤

咬合の改善には矯正歯科医は欠かせない存在です。当院は総合病院では比較的数の少ない、口腔外科医と矯正歯科医が常勤している体制であり、密な情報交換により顎変形症治療などの質を高めています。

他診療科との連携でより高水準の治療

頭頸部・眼窩顎顔面センター(頭頸部センター)内の耳鼻咽喉科、眼形成眼窩外科などの他科と連携し、腫瘍や、広範囲の顔面骨折などの外傷にも対応します。

歯科・口腔外科医による術前診察の実施

一般的に全身麻酔で手術を行う際には、口から気管に、呼吸を助けるチューブを入れる必要があります。ぐらぐらした歯があると、チューブを入れたり抜いたりする際に歯が破損したり抜けたりして、胃や気管に入るおそれがあります。また手術内容によっては、歯や顎に強く負担がかかることもあり、歯の損傷が懸念されます。
このようなことを予防する目的で、院内他科の手術において、手術内容によっては歯科医師が手術前の口腔診察をおこなっています。

主な対象疾患

下記疾患のほか、一般の歯科医院での治療が困難な障がい者の方などに対する全身麻酔下の観血的処置や、異常絞扼反射などの方に対する観血的処置にも対応したいと思っています。
  • 口腔・顎骨の腫瘍や嚢胞
  • 顎変形症(下顎前突症、上顎前突症、顔面非対称症、開咬症など)
  • 顎・顔面外傷(骨折など)
  • 顎関節疾患
  • 口腔粘膜疾患
  • 抜歯
  • 顎・口腔領域の炎症 など

医師紹介/実績紹介

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