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形成外科


単に傷を治すだけではなく、より自信を持って生活ができる治療を


部長:雑賀 厚臣

形成外科は、見た目を治す科です。病気を治すだけではなく、傷跡をきれいにし、より良い形になるように努めるのが私たちのミッションです。より良い形は、ひいてはより良い機能へとつながりますので、生活の質の向上にもつながります。
対象となるのはおもに、口唇口蓋裂などの生まれつきの病気から、乳がんや頭頸部がんなどで再建の必要とされる方、リンパ浮腫によるむくみ、外傷(けが)による傷跡などの患者さんになりますが、見た目の問題というのはそれだけにはとどまりません。見た目の問題は、生活していく上で大きな問題ではありますが、他の病気と比べると少し病院にかかりづらい印象があるかもしれません。もちろん、すべての悩みを医療で解決することはできませんが、どのような悩みであっても、一度受診していただいて、どのような治療ができるかを一緒に考えていくことはできると考えています。
形成外科は美容外科でもあります。必要に応じて美容外科的な手技も交えながら、より自信を持って生活ができるようなご提案を心がけています。

特色ある診療

口唇口蓋裂の治療

口唇口蓋裂の診療では、整容性(見た目)を綺麗にすると同時に、言葉をしっかりと話すことができるようにし、歯並びもそろえていくことを目標にしています。このため、形成外科・矯正歯科・言語リハビリ・耳鼻咽喉科が連携して、チームで治療にあたっています。
以前に他の病院で口唇口蓋裂の手術を受けて、傷跡をもっときれいにしたいという美容的なご相談も受け付けています。
また、年に1回フィリピンで口唇口蓋裂のボランティア手術も行っています。(コロナの影響で中断中)

リンパ浮腫などの「むくみ」の治療

当科では、リンパの流れが原因となる「リンパ浮腫」に対して、圧迫療法やマッサージ・運動療法を取り入れた複合的理学療法や、マイクロサージャリーを用いた手術治療を行うことができます。

乳房再建

乳腺科と連携した乳房再建(自家組織・インプラントを用いた治療)に力を入れています。当院ではインプラント再建も多いですが、特に腹部遊離皮弁を用いた自家組織による一次一期再建を多く行っているという特色があります。
以前に他の病院で乳がんの手術を受けて、あらためて乳房を作りたいという二次再建のご相談も受け付けています。

主な対象疾患

口唇口蓋裂などの先天異常

リンパ浮腫などの「むくみ」治療

再建外科

乳房の切除(全摘)を行った場合の再建を行っています。

しみ・あざなどのレーザー治療(自費診療)

「しみやあざの治療を受けたいけど、美容クリニックを受診するのは心配」という患者さんのために、しみとあざの治療を行います。当院にはQ-YAGレーザーやCO2レーザー、V-beam、IPLなど、各種のレーザー機器が揃っています。診断に応じた最適な治療を、形成外科専門医が行います。
医学的に治療が必要な疾患(太田母斑・扁平母斑・外傷後刺青・血管腫など)については、もちろん保険診療が可能です。

ほくろや粉瘤などの皮膚のできもの(皮膚腫瘍)

しっかりと治すことはもちろんですが、手術の場合は傷跡が可能な限りきれいに治るように工夫しています。レーザーで治療可能な場合は、そのご提案もします。
大きな皮膚腫瘍については、皮弁や植皮、あるいはエキスパンダーという風船を用いて治療することも可能です。

その他の疾患

口唇口蓋裂治療やマイクロサージャリー・美容外科で培った技術を活かして、患者さんの「見た目」に関わる悩みの治療を行います。頭から目、耳、鼻、口、胸、臍から手足の先にいたるまで、ご相談を受け付けています。

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