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専門外来



口唇口蓋裂外来

口唇口蓋裂の診療では、整容性(見た目)を綺麗にすると同時に、言葉をしっかりと話すことができるようにし、歯並びもそろえていくことを目標にしています。このためには、一つの科だけではなく、複数の科で協力して診療していく必要があります。

当院での口唇口蓋裂治療の特徴

①院内完結型の治療

当院では口唇口蓋裂の治療を、主に形成外科・矯正歯科・言語リハビリのチームで行っています。基本的には口唇口蓋裂に関わるすべての治療を当院で行うことが可能です(院内完結型)。もちろん、各科の性質上、家の近くでの診療やリハビリを希望される場合はご紹介することも可能です。
②各科の風通しの良い連携

口唇口蓋裂では、他のさまざまな病気の治療が同時に必要になることがあります。当院では必要に応じて、新生児科・小児科・耳鼻咽喉科などの関連各科と連携していきます。
③形へのこだわり

形成外科では、形にこだわった治療を行います。ただ綺麗にするだけでなく、「成長を損なわない手術」、「個性を活かすことができる手術」、そして「悩みによりそった手術」を心がけています。成人までにハンディキャップを感じずに暮らしていけることを目標に治療を進めていきます。また成人した後も相談の窓口となれるように、当院で治療歴のある方は引き続き予約していただくことが可能です。

患者の会(準備中)

口唇口蓋裂のお子さんたちやそのご両親が交流を深めて情報共有ができるような患者会を作るように現在準備中です。新型コロナ感染症に配慮した形での会のあり方を検討し、受診された皆さんにご案内していく予定です。

当院での治療の流れ

乳児期〜1歳 初回治療(口唇鼻形成術・口蓋形成術)を行う時期です。当院では、最小の手術で最大の効果が得られるように、将来を見据えた手術方法を行っています。生まれて間もない時期に術前顎矯正(PNAM)を行い、手術に向けた準備を行うこともできます。
幼児期〜6歳 言葉を獲得していく時期です。必要に応じて1歳から3歳くらいの時期に言語リハビリを受診し、喉の機能や言葉に問題がないかをチェックしていきます。喉の機能(鼻咽腔閉鎖機能)が不十分な場合は、リハビリと相談しながら手術を検討することもあります。
学童期〜12歳 乳歯から永久歯に変わっていく時期です。矯正歯科と相談しながら顎裂がある場合は、骨移植術を行っていきます。
学生期〜18歳 歯並びが完成していく時期です。顎の発育の状態を見ながら顎矯正手術(骨切り)を行うこともあります。また、見た目が気になる年頃でもありますので、鼻の形・口唇の形・口唇の傷跡などの修正を適宜行ったり、鼻への軟骨移植・小鼻縮小術・隆鼻術(肋軟骨やシリコン)などの美容外科的な手術を行ったりすることもできます。
成人期18歳〜 成人した後も口唇口蓋裂の傷跡や、口唇の形、鼻の形は変化していきます。それぞれのライフステージに合わせて傷跡の修正や口唇・鼻の美容外科手術も行うことができます。

リンパ浮腫外来

慢性的なむくみ(浮腫)にはさまざまな原因があります。心臓や腎臓が原因でなる「むくみ」の他に、静脈の流れが原因でなる「むくみ」や、リンパの流れが原因でなる「むくみ」があります。
当科では「むくみ」の原因を検査し、リンパの流れが原因となる「リンパ浮腫」に対して、圧迫療法やマッサージ・運動療法を取り入れた複合的理学療法や、マイクロサージャリーを用いた手術治療を行うことができます。むくみが改善すると、ちょっとしたお出かけにも行きやすくなります。お気軽にご相談ください。

リンパ浮腫の治療

むくみの原因がリンパの流れ、つまりリンパ浮腫であった場合は、保存的治療または外科的治療で治療します。
  1. 保存的治療(スキンケア、生活指導、複合的理学療法)
  2. 外科的治療(リンパ管静脈吻合術(LVA))

リンパ浮腫ケア外来

リンパ浮腫は継続的な治療が必要です。
そのため保存的治療・外科的治療に関わらず、リンパ浮腫ケア外来への受診をお勧めします。
リンパケア外来では、形成外科医師との連携の下、資格をもったスタッフ(理学療法士・作業療法士・看護師)が複合的理学療法を行い、必要に応じて弾性着衣の処方も行っていきます。

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