前立腺がんに対するサイバーナイフ治療
サイバーナイフによる前立腺治療とは
当院では、限局性前立腺がんに対して、サイバーナイフを用いた定位放射線治療(SBRT)を行っています。
サイバーナイフは、ロボットアームに小型の放射線治療装置を搭載し、さまざまな方向から前立腺に放射線を集中させることができる高精度放射線治療装置です。
近年、前立腺がんに対する放射線治療では、1回あたりの放射線量を増やすことで治療回数を少なくする治療法が広く行われるようになっています。
当院では、病状や前立腺周囲の状態などを確認したうえで、サイバーナイフによる5回の定位放射線治療、または強度変調放射線治療(IMRT)による20回の放射線治療を選択しています。
サイバーナイフは、ロボットアームに小型の放射線治療装置を搭載し、さまざまな方向から前立腺に放射線を集中させることができる高精度放射線治療装置です。
近年、前立腺がんに対する放射線治療では、1回あたりの放射線量を増やすことで治療回数を少なくする治療法が広く行われるようになっています。
当院では、病状や前立腺周囲の状態などを確認したうえで、サイバーナイフによる5回の定位放射線治療、または強度変調放射線治療(IMRT)による20回の放射線治療を選択しています。
特徴
治療はわずか「5回」で完了
通常、5回の照射で治療が完了します。
治療期間が短いため、お仕事を続けながら治療を受けたい方や、遠方からお越しになる方にとっても、通院の負担が少ない治療法です。
治療期間が短いため、お仕事を続けながら治療を受けたい方や、遠方からお越しになる方にとっても、通院の負担が少ない治療法です。
前立腺の位置を確認しながら照射
前立腺は、膀胱にたまる尿や直腸の状態などによって、治療中にも位置がわずかに変化することがあります。そのため当院では、あらかじめ前立腺内に小さな金属マーカーを留置し、その位置を治療中に確認します。サイバーナイフは、この金属マーカーを目印として前立腺の位置を確認し、位置のずれを補正しながら照射します。これにより、前立腺へ放射線を集中させながら、周囲にある直腸や膀胱への放射線をできるだけ抑えます。
外来通院で治療可能
放射線照射そのものによる痛みはありません。
通常は外来通院で治療できますが、遠方にお住まいの方などは、治療期間中の入院についてもご相談いただけます。
通常は外来通院で治療できますが、遠方にお住まいの方などは、治療期間中の入院についてもご相談いただけます。
すべての前立腺がんが対象になるわけではありません
サイバーナイフによる5回治療が適しているかどうかは、単純なリスク分類だけで決まるものではありません。
がんの広がりや位置、前立腺周囲への進展、画像所見、排尿の状態、全身状態などを確認し、総合的に判断します。
病状によっては、ホルモン療法を組み合わせてサイバーナイフ治療を行うこともあります。
病変の広がりや位置などによっては、サイバーナイフによる5回の定位放射線治療よりも、IMRTによる20回の放射線治療が適している場合があります(例:前立腺背側への被膜外浸潤など)。
当院ではIMRTによる前立腺がん治療も2000年代初頭から行っており、長年の治療実績があります。病状に応じて、適切な治療方法をご提案します。
どの治療方法が適しているかについては、診察時に腫瘍放射線科医から詳しくご説明します。
治療の流れ
1.診察・治療方針の決定
画像検査やPSA値、病理検査などを確認し、サイバーナイフ治療が適しているかを判断します。
必要に応じて泌尿器科と連携し、ホルモン療法などを組み合わせます。
必要に応じて泌尿器科と連携し、ホルモン療法などを組み合わせます。
2.金属マーカー・直腸スペーサーの留置
サイバーナイフで前立腺の位置を確認するための小さな金属マーカーを前立腺内に留置します。
また、前立腺と直腸との間に直腸スペーサーを留置し、直腸に当たる放射線量をできるだけ少なくします。
当院では、これらの処置を原則として1泊入院で行います。
また、前立腺と直腸との間に直腸スペーサーを留置し、直腸に当たる放射線量をできるだけ少なくします。
当院では、これらの処置を原則として1泊入院で行います。

金属マーカー

直腸スペーサー
3.治療計画
CT・MRIなどを用いて、前立腺とその周囲の臓器の位置を確認します。
放射線腫瘍医、医学物理士、放射線治療品質管理士、放射線治療専門放射線技師が治療計画を作成し、安全性を確認したうえで治療を開始します。
放射線腫瘍医、医学物理士、放射線治療品質管理士、放射線治療専門放射線技師が治療計画を作成し、安全性を確認したうえで治療を開始します。
4.サイバーナイフによる治療
合計5回の放射線治療を行います。
治療中は前立腺の位置を確認しながら照射します。
治療中は前立腺の位置を確認しながら照射します。
主な副作用
治療中から治療後しばらくの間に、以下の症状がみられることがあります。
多くは一時的な症状ですが、治療後しばらく経ってから血尿や直腸からの出血などがみられることもあります。
副作用の起こり方には個人差があります。治療前に担当医から詳しくご説明し、治療後も泌尿器科と連携して経過をみていきます。
- 尿の回数が増える
- 尿が出にくい
- 排尿時に違和感や痛みがある
- 排便時の違和感や便通の変化 など
多くは一時的な症状ですが、治療後しばらく経ってから血尿や直腸からの出血などがみられることもあります。
副作用の起こり方には個人差があります。治療前に担当医から詳しくご説明し、治療後も泌尿器科と連携して経過をみていきます。
お問い合わせ・ご予約
地域医療連絡室(JUNC)
| 受付時間 | 月曜日~金曜日:8時30分~19時00分 土曜日:8時30分~13時00分 |
| ご連絡先 | 電話:0120-107-352 |
前立腺がんについてさらに詳しく知りたい方へ
前立腺がんの病期や治療方法、放射線治療、ホルモン療法などについては、国立がん研究センターの「がん情報サービス」に詳しく掲載されています。
関連リンク
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