グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



役員がつづるコラム「膠漆之心」

常務執行役員:井上英樹(2024年10月)心は形を求め、形は心を進める


今年の夏に、24年ぶりに京都宇治の平等院を訪れました。
平等院へ至る参道は見違えるほどに整備され、宇治抹茶を使ったおしゃれなお店が新たに立ち並んでいました。
抹茶スムージーを急いで飲んだので、頭がキーンとなりながら拝観入口を通ると、圧倒的な迫力で平等院鳳凰堂が現れ、約1,000年前に設計されたものとは思えない荘厳な建築物に感動しました。

※正確には、平等院では「拝観の証明として印を紡いでいく」という意味で、「朱印」ではなく「集印」という言葉を使ってらっしゃるようです。御集印、集印帖。(平等院ホームページより)

話は少し変わりますが、数年前から、どこの寺院でも「ご朱印帳」なるものを売っていて、全国のご朱印を集めることが流行っています。私自身は、買ったら絶対に朱印集めにはまってしまうことが分かっていたので、ずっと購入を控えていました。しかし今回、資料館の出口で待ち構えていたショップの雰囲気にのまれてしまい、ついに「ご朱印帳」なるものを買ってしまったのです。

集印所(朱印所)に行って、買ったばかりの「ご朱印帳」をお坊さんらしき方に手渡すと、私に手を合わせて一礼され、ご朱印帳を開いて真新しいページに一礼、そのあと筆を持って「平等院鳳凰堂っ」と力強く書き、朱印を押して、薄紙を入れて閉じた後、表紙に一礼し、さらに「この先もお元気でお過ごしください」と私に手を合わせてくださいました。
ほんの2、3分のことでしたが、その心のこもった姿がとても印象に残り、感動さえ覚えました。

「心は形を求める」というのは、昔から伝わる仏教の言葉だそうです。

心はそのまま挙措や言葉、表情といった形になるのだそうです。
この言葉には続きがあります。

「心は形を求め、形は心を進める。」
この言葉の後半の意味は、形を整えることで心も整う、という意味だそうです。
たしかに優しい挙措や言葉を使うことで、心も優しくなっていく気がします。明るい表情をすることで、心も明るくなります。

私たち聖隷福祉事業団の事業は、日々ご利用者様との心のふれあいがベースとなっていると思います。

心から入っても、形から入っても、ご利用者様お一人おひとりに、心地よく満足いただけるサービスを提供し続けることの大切さを今年の夏の旅行で改めて感じることができました。

今年の秋は、「ご朱印帳」が活躍しそうです。

人間ドック・健康診断はインターネット予約がおすすめです

人間ドック・健康診断ご予約ページはこちら(クリックすると保健事業部のページに遷移します)

\スキマ時間にササっと予約できます。24時間受付中!/

健康保険証をお手元にご用意いただき、聖隷福祉事業団 保健事業部のホームページよりご予約ください。
聖隷アプリ
を通じてもご予約いただけます。

※すでに予約された方の、オプション検査の追加やキャンセルも受け付けています。
  1. ホーム
  2.  >  役員がつづるコラム「膠漆之心」
  3.  >  常務執行役員:井上英樹(2024年10月)心は形を求め、形は心を進める
PAGE
TOP
施設探す