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サステナビリティ

地域における公益的な取組


聖隷の先人たちは制度も補助金もない中、
困難を抱えている人たちを支える活動をしてきました。

平成28年改正社会福祉法において、社会福祉法人の公益性・非営利性を踏まえ、法人の本旨から導かれる本来の役割を明確化するため、「地域における公益的な取組」の実施に関する責務規定が創設されました。

①社会福祉事業又は公益事業を行うにあたって提供される「福祉サービスであること」
②「日常生活又は社会生活上の支援を必要とする者」に対する福祉サービスであること
③無料または低額な料金で提供されること


聖隷の先人たちは制度も補助金もない中、困難を抱えている人たちを支える活動をしてきました。
現在、まさに同様のことを「地域における公益的な取組」として、社会福祉法人は期待されています。私はこの活動を、「保健・医療・福祉・介護」サービスの4つの事業領域に並ぶ、聖隷本来の事業だと考えています。全事業部が地域のニーズを捉えて積極的、持続的に推進するとともに、地域にご理解いただけるよう、情報発信していかなければなりません。

厚生労働省ホームページ「地域における公益的な取組とは」より


聖隷福祉事業団が行う「地域における公益的な取組」
(地域公益事業含む)

  • 学習支援事業の対象者(中学3年生)以外の生活困窮者に対して学習支援、配食サービス 
    詳しくはこちら
  • 地域住民に向け災害時の福祉施設の役割を周知、及び連携強化
  • 子育て支援ひろばによる遊びの場の提供・子育て相談支援
  • 地域の高齢者・独居の高齢者の相談支援
  • 地域の高齢者・独居の高齢者への食事サービスの提供
  • 地域でのサロン活動への参加による高齢者の孤立予防
  • 浜松市ささえあいポイント事業への参加
  • 認知症高齢者ケアを無償提供し、家族の地域ネットワーク参画をサポート

コロナ禍における「地域における公益的な取組」

コロナ禍では高齢者の皆さんの健康や、社会参加の機会が減ることが心配されています。このような課題を解消するべく、各施設で様々なアプローチがされています。(取材:2021年冬)

磐田市南部地域包括支援センター

シニアクラブの活性化と
楽しみながら地域と施設の相互理解を

出前講座を開催

近隣のシニアクラブの依頼でぴゅあセンター磐田などと合同で出前講座を開催。ぴゅあセンター磐田利用者のピアノ演奏や健康体操、ゲーム、就労訓練で作っているパンの販売などを行った。ぴゅあセンター磐田利用者が作成したメッセージカードも配布したところ、「地域にこのような施設があるとは知らなかった」と参加者に大変喜ばれた。

磐田市南部地域包括支援センター  所長 松下 由紀

シニアクラブの活性化により、コロナで希薄になった社会とのつながりを再開する一歩になりました。ぴゅあセンター磐田の利用者さんが、楽しみながらパン販売をしてくれたおかげもあり、障害への理解が進み、地域共生社会づくりの一助になったと考えています。このような出前講座では参加者から介護や障害の相談をうけることもあり、相談支援事業へのアクセスにもなっています。

地域包括支援センター高丘

コロナ禍での閉じこもりを予防

散歩イベントを開催

コロナ禍で、自立した高齢者においても交流や外出機会が減少したことから、健康な高齢者を対象に散歩イベントを企画。近隣のシニアクラブなどにご協力いただき、開催当日には約30名が参加。約10人ずつ3チームに分かれ、それぞれに理学療法士や看護師が付き、歩き方の指導をしながら、近隣の公園を巡る約1時間の健康散歩を行った。

地域包括支援センター高岳 所長 石田 真規子

閉じこもりを予防するとともに、「専門職から一人ひとりにあった指導を受けられる」と喜んでいただき、当施設を知っていただく機会にもなりました。デイサービスの設備を使った体操教室を含め、年10回ほどのイベントを通じて、今後も地域と顔の見える関係を作っていきます。

「地域における公益的な取組」としての学習支援事業

聖隷福祉事業団では、子どもたちに対して低学年からの積み重ねや社会に出るまでの継続的な支援が必要と感じ、「地域における公益的な取組」として、2015年より「学習支援事業」を開始しました。こちらは小学1年生~6年生、中学1年生~3年生、また高校生等を対象に、学習する習慣づくりや友達・居場所づくりや高校定着支援等を行い、子どもたちが「将来の夢」を育む支援をしています。

取組の概要

支援内容
  • 学習習慣の確立・居場所づくり・学習方法の習得・キャリア教育
  • 高校定着支援・再入学支援
対象 学習支援を受けることが適当と判断された子どもたち
小学1~6年生、中学1~3年生、高校生、高校退学及び未就学者
参加費 無料
開催時間 小学1~6年生:16時~18時
中学生以上:17時30分~20時
開催場所 浜松市中区①
浜松市中区②
浜松市西区
浜松市東区
浜松市北区
※旧行政区で表記しています。
問い合わせ先 社会福祉法人聖隷福祉事業団「浜松市生活自立相談支援センターつながり」
電話番号:053-488-9000

開催場所

浜松市中区①

開催曜日:毎週火曜日

学習サポーター:教職経験者・大学生/各教室2~3名

事業開始年度:2015年

浜松市中区②

開催曜日:毎週火曜日

学習サポーター:教職経験者・大学生/各教室2~3名

事業開始年度:2020年

浜松市西区

開催曜日:毎週水曜日

学習サポーター:教職経験者・大学生/各教室2~3名

事業開始年度:2017年

浜松市東区

開催曜日:毎週水・金曜日

学習サポーター:教職経験者・大学生/各教室2~3名

事業開始年度:2016年

浜松市北区

開催曜日:毎週木曜日

学習サポーター:教職経験者・大学生/各教室2~3名

事業開始年度:2020年

担当者より

宿題のサポートや学習する習慣が身に付くようにお手伝いします。友人関係や進学などの子どもたちの相談にも応じます。長期の休みには、職業体験(見学)やイベント等を開催し、キャリア教育や友だち・思い出づくりの場を提供します。

キャリア教育(職業体験)について

学習支援と就労支援の重なりを大切に
農業、漁業、林業など、一次産業が盛んだった時代、子どもたちは親の働く姿を見て育ちました。近代化が進めば進むほど、ますます「働く親の姿」を見る機会は少なくなっています。子どもたちは、どのようにして「将来の自分」や「就くべき仕事」、あるいは「職業人としての自分の姿」を追い求めていけばよいのでしょう…。
当法人における学習支援事業は、そこに焦点を当てました。
単に「進学すればよし」ではなく、将来、どのような自分になるのか、どのような職業に就くのか、世の中にはどのような職業があるのか等々、社会にコミットしていくチャンネルである「職業」というものの輪郭をおぼろげながら描く。その一助になれば…と考えたのが、学習支援と就労支援の重なる部分「キャリア教育(職業体験)」です。
「将来の自分」という「目標」を描き、そこにたどりつく道筋(方法)を描く。文字や絵を描きながら、時にはお金の計算や職業体験を行いながら、「子どもたちの将来の夢を育む支援ができれば…」と思っています。

「浜松市生活自立相談支援センターつながり」所長
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