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2022年度功労表彰


形成外科、看護師、リハ療法士からなるチームで浮腫患者に対して専門的なケアを実施した

聖隷浜松病院 形成外科・リハビリテーション部・看護部

形成外科の「リンパ浮腫(ふしゅ)ケア外来」を開始。形成外科、看護師、リハ療法士からなるチームで浮腫患者に対して専門的なケアを開始した。取り組み内容は、入院治療中、退院後において、むくみ(リンパ浮腫)により日常生活に支障をきたしている患者さんに対して、形成外科、看護部、リハ療法士が協働した初めての活動で、「地域初のリンパ浮腫ケア外来」となった。

聖隷浜松病院×消防局 連携勉強会の開催

聖隷浜松病院 救急科・地域医療連絡室

開業医との情報交換は定期的に行われていたが、消防局(救急隊)との情報交換は年2回の地域医療支援病院運営管理会議での30分~60分程度であった。救命救急は初期対応により患者さんの状態が大きく変わることが予測される。同じ救命救急活動という目的をもつ消防局(救急隊)と受け入れする病院で相互立場の理解、医療知識、技術の向上を企図する場を提供すべく、浜松市中消防署長、救急科と地域医療連絡室で2020年より定期的に聖隷浜松病院×消防局の勉強会を企画・実施している。これまで6回開催され、延べ443名が参加し、救急隊からは毎回医療者側の立場から話しを聞くことができ、明日からの仕事に生かせるなど感謝の言葉をいただいている。

CQIサークル活動「きっずちゃんねる」
手術を受ける子どものための説明動画を作成し、子どもの理解や不安軽減に繋げた

聖隷浜松病院 看護部C7病棟

小児病棟では、子どもへ分かりやすい言葉や写真を用いて説明する「プレパレーション」に力を入れてきたが、手術を受ける子どものためのプレパレーションは実施できていない現状があった。そこで、説明ツールを作成し、説明を受けた子どもの家族が「子どもの心の準備に役立った」と回答する割合が80%以上になることを目標とした。対策として、診療部、手術部、入院前支援室と連携し、子どものニーズに合わせた内容の説明動画を作成し、QRコードを用いた自宅でも視聴できる運用を開始した。視聴回数は250回を越え、視聴した子どもの家族92%が「役立った」、子ども自身も86%が「見ておいてよかった」と回答し、子どもの理解や不安軽減に繋げることができた。

臨床検査技師による病理医負担軽減のためのタスクシフトの取り組み

聖隷浜松病院 臨床検査部 病理検査室の臨床検査技師

医師の働き方改革が求められている現在、医師に集中する業務の見直しは急務である。当院病理検査室は国内トップクラスの検体数を扱っているにも関わらず、病理医数が2名と少ない。病理医への負担が非常に大きいが、早期の医師増員は難しい状況である。これを解決するため、病理医の業務を臨床検査技師へタスクシフトする取り組みが行なわれた。元来、病理医のみで行っていた手術検体の切出しや、免疫染色を用いるバイオマーカー判定を技師が代行することで、病理医が1日あたり約40分の業務負担が軽減された。医師と技師との連携、技師の教育、技師間での情報共有等、院内の模範となる事例である。

はままつ健幸歩きの考案

浜松市リハビリテーション病院 岩瀬 善之

浜松市民の多くは普段からウォーキングに取り組んでいる。その方々の「ウォーキングを効果的に行いたい」という意見を元に、浜松ウエルネス推進協議会、保健事業部と当院の3者で官民連携として、科学的根拠に基づいた「はままつ健幸歩き」を考案した。はままつ健幸歩きは、フレイルに焦点を当てた歩き方となっている。現在、日本人高齢者の2人に1人はフレイルに該当すると言われているが、普段から行っている運動で、効果的にフレイルを予防をしていければと考える。また、予防健幸都市の実現のためにウォーキングを浜松の文化にしていけるように取り組んでいる。

▼はままつ健幸歩きの詳細についてはこちら
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/wellnessproject/kyogikai/kenkoaruki.html

地域での口腔管理を支える退院時歯科連携システムの構築活動

浜松市リハビリテーション病院 歯科

要支援・要介護者の口腔の問題は肺炎や転倒など様々なリスクを上昇させる。一方、通院手段の問題や、口腔内感覚や認知機能低下による自覚症状低下から歯科受診は途切れやすい。当院歯科では、浜松市歯科医師会と共同で口腔管理が継続できる体制を整えている。入院期間が長い回復期 の者に対して、口腔の問題の発見と歯科治療を入院中に実施して口腔状態を改善し、退院後に通院しやすい歯科医院・紹介を行っている。当院歯科では年間200名以上を退院時に紹介しているが、同様の活動を行う病院歯科はほとんど無く、病院と地域をつなぐ先駆的な連携である。

COVID-19流行下の家族指導 「動画配信型リハビリ講座」への取り組み

浜松市リハビリテーション病院 リハビリ講座ワーキンググループ

当院では、患者家族・地域住民が、退院後に安心して暮らすための知識・技術を習得する目的で、2009年よりリハビリ講座を開催。参加者の高齢化や人数のばらつきが生じたため、2020年に広報活動や講座内容の再検討を行った。また、院内での集合講座に代わり、コロナ禍でも効果的な家族指導を行うために、動画コンテンツを活用するリハビリ講座の作成を行った。看護師・療法士が、48コンテンツを家族介護指導に活用できるよう院内職員全員に啓発し、総アクセス数は3148回に達した。

摂食機能療法における病棟リンクナース育成への取り組み

聖隷横浜病院 西1病棟

脳外科病棟での摂食機能療法を要する患者は増加しており、それに伴う食事介助や経口摂取を促す援助に関わる機会も増えている。そのような中で、スタッフの摂食機能療法に対する不安や実施に伴う疑問など多くの声が挙がっていた。                             
また、当院で実施されている摂食機能療法加算の算定を、漏れの無いよう更に効率的に取得していく方法を検討していく必要があった。今回他職種と協働し、患者に提供するケアを知識・技術面共に向上を図るためにリンクナースの育成に取り組むこととなった。                 
それにより病棟内でも知識や技術を共有でき、患者へのケアの質を担保し加算取得増という効果にもつながった。

コロナ禍における認知症家族への支援と交流の場つくりへの挑戦

聖隷カーネーションホーム デイサービスセンターうっとこ

認知症対応型デイサービスセンターうっとこは、コロナ禍によって希薄となっている認知症家族への支援に向け、行政や関係団体との協議のもと、2022年7月に各地域の事業所主催の家族会を中心に行政・専門職とWEBでつなぐ家族交流会の企画を立案、開催した。結果として、ご家族間の顔の見える関係性作りの促進、専門職や事業所の役割や特性が共有できた。参加したご家族が現在抱えていることを1つ解決する事ができ、今後困った事が出来たらすぐに相談できる安心の提供につながった。

限られたスタッフでおいしい食事提供と地域に求められる質の高い栄養管理を実施するために

聖隷ケアセンター初生

食事提供を給食委託から完全調理食品を用いた直営運営に変更をした。加熱調理後に急速冷却し、配送されるクックチル食品は、現場の再加熱で調理が可能なため、限られたスタッフ数でも厨房運営が実現でき、変更された食事へも利用者様から高い評価を得ている。また、管理栄養士を配置し給食・栄養管理を併せて行うことで、食事に課題がある方への迅速な対応・栄養評価ができ、他職種での連携とセンターが一丸となって協力し合える体制となった。給食を直営で準備する、つまり“給食の内製化”を実現することで、初生地域の利用者の栄養サービス向上へ貢献したとともに、小規模給食施設も多く存在する事業団内の給食提供へ大きな影響を与えることとなる。

利用者の睡眠時間の確保と睡眠の質向上

松戸愛光園 生活支援課

介護を必要とする施設において、見守り支援システムが導入されている中、松戸愛光園でも2022年6月より「ライフリズムナビ+Dr」を導入した。見守り支援システム導入する中で、本人に合った排泄ケアの取り組みをし、ご利用者の睡眠の質向上に対する取り組みを行った。取り組み後、ご利用者の日中の離床時間の増加・睡眠状況の改善等、生活に様々な変化が見られた。 副次的に巡視回数や排泄介助の回数が減少したことによって、職員の夜間の精神的・身体的負担の軽減、日中勤務時間外に行っていた業務を夜間に持っていく等、新しい働き方への変化につなげた。

ヘルパーステーションのチャレンジ ~ICT化への道のり~

横須賀愛光園 聖隷ヘルパーステーション横須賀

訪問介護事業においては、訪問スケジュール管理、記録、訪問時の提供書類、登録ヘルパーとの連絡等について、業務特性上、紙や電話でのやり取りとなっていた。けあピアノートという訪問介護記録アプリと基幹記録システムとの連動、積極的な活用をすすめたことで業務改善を達成している。平均年齢も高く、ICTに不慣れなヘルパーもいる中で簡単ではなかったが、独自の手順書を作成して勉強会をしたり、何度も個別に対応した結果、けあピアノートを利用して「スケジュール管理」「訪問の確認・記録・報告」「申し送り」ができるようになり、費用と超勤が削減できた。訪問間違えが減ったことも、けあピアノートでのスケジュール管理の成果と考えている。

ケアの質を高め、かつ職員の負担時軽減を図る業務改善の取組み

浦安エデンの園 ケアサービス課業務改善係

コロナ感染予防対策の為、濃厚接触者の15分の壁対策を課題に業務改善係が自発的取組みを行った。≪入居者のケアの質を向上させる視点≫を重点に、更に職員の負担軽減を図る方法や、物品について福祉機器展の見学等を実施し模索してきた。その中でマスクを外す入浴介助に着目し、半年以上の試行錯誤を重ね「どこでもミラバス」を選定した。ご入居者より、妻の看取りケアへの感謝の気持ちとして、ケアの質向上に役立つ福祉機器を寄付したいとの申し出を頂戴したこともあり、導入に至った。結果、入居者の皮膚の保全等の効果によりケアの質が向上し、職員の負担軽減が図れ、その効果を事業部に発信し、事業部内7施設での導入となり事業部全体の業務改善に貢献した。
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